2月読んだ本まとめ。


少ないっすねえ

2月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1179ページ

電撃4コマコレクション 放課後プレイ3 (電撃コミックスEX)電撃4コマコレクション 放課後プレイ3 (電撃コミックスEX)
読了日:02月04日 著者:黒咲 練導
ぱら☆いぞ? (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)ぱら☆いぞ? (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL)
近作のヴォイニッチホテルとは対称的な、道満さんのエロワールドが炸裂しまくってる怪作。さすがにやばかったのか表紙だけではあまりわかりませんが、もちろん角川のあの4コマ漫画を意識してるっぽいです。そうあがいても下にしかならない全方位卑猥マン○につき、手に取るときは要要要注意! 個人的にはレズっ娘なカサカサさんが超好みです
読了日:02月09日 著者:道満 晴明
ハナコ@ラバトリー(1)(CRコミックス)ハナコ@ラバトリー(1)(CRコミックス)
施川ユウキ×秋★枝で送る人間観察?漫画。i-phoneを駆使してブログを更新する風変わりな花子さんと、それに驚いたり驚かなかったりする人たちとの、ちょいと不思議な触れあいが描かれます。ギャグが前提となる施川さんオンリーの作品と違い、基本的にシリアスな、切ないような、おかしいような、不思議な読後感のある作品集になっていました。個人的には小説家の話とお風呂の話が好きです
読了日:02月09日 著者:秋★枝,施川 ユウキ
偽書ゲッターロボダークネス 2 (ジェッツコミックス)偽書ゲッターロボダークネス 2 (ジェッツコミックス)
ああああなんて卑しいゲッターなんだッッッッ!!! 熱く醜く汚く強い、偽物ゲッターのハヤト編。良い意味で中二病一直線な展開が圧倒的な書き込みで描かれていて、ああもう激面白すぎる!!! 偽物を標榜しながらも、原作のツボを押さえたリスペクトっぷりにも敬礼です!次も楽しみ!
読了日:02月20日 著者:西川 秀明
名探偵夢水清志郎の事件簿1 名探偵VS.怪人幻影師 (講談社青い鳥文庫)名探偵夢水清志郎の事件簿1 名探偵VS.怪人幻影師 (講談社青い鳥文庫)
常識&記憶力ゼロの名探偵、夢水清志郎の第二シーズンのスタートとなる第1巻。内容としては再開一発目の顔見せっぽい感じで、夢水最初の事件ノートである、そして五人がいなくなるのような傑作とは、正直違うかな、という感じ。しかし、新たなレギュラーキャラである少女達が、探偵&怪盗の卵、という設定はなかなか燃えるものがあるなぁと思いました。次作からの彼女たちの活躍が楽しみです
読了日:02月20日 著者:はやみね かおる,佐藤 友生
デュラララ!!×9 (電撃文庫)デュラララ!!×9 (電撃文庫)
臨也を主軸にお送りする第9巻。人間が好きで好きで歪んで歪みまくった情報屋の人格は、いかにして形成されたのか。そのルーツがちょろっと語られます。正直メインストーリーからはやや外れたスピンオフ的な色のつよい話だったので、話進まないなぁと少しやきもきしてしまいました・・が、臨也が手に入れた新勢力の実力が垣間見えたのは良かったです。個人的には美影さんの静かな色気も良かったんだけど、最後の波江さんに全部持って行かれてしまいました。もうお前らとっとと籍入れろよ!!
読了日:02月20日 著者:成田 良悟
天才 柳沢教授の生活(30) (モーニングKC)天才 柳沢教授の生活(30) (モーニングKC)
個人的にはお久しぶりの則子さん登場話が面白かった。教授とは正反対のようで、やっぱり人とズレていて、どこか教授とそっくりな妹さんにほのぼのしました
読了日:02月20日 著者:山下 和美
つぼみ VOL.10 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)つぼみ VOL.10 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)
鈴菌カリオさんの奴相変わらずいいわぁ…エビスホテイが好きだった自分としては、ひねくれた感情から始まる関係っていうのがすごい好き。縞野やえさんは絵がかわゆくて好き。由多ちゆさんのは主人公の女の子の表情がいいなぁ。またお気に入りの方が増えて嬉しい限りです
読了日:02月26日 著者:大槍葦人 他

読書メーター

1月読んだ本まとめ

1月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:1242ページ

▼読んだ本
傾物語 (講談社BOX)傾物語 (講談社BOX)
「傾」の中に「化」の字が入っているので何かあるだろうと思ったらやはり。ありえたかもしれない、もうひとつの怪異譚。白で語り手を変えたりと、第二シーズンは色々と大胆な仕掛けをしてくるなぁ。シリーズ史上最も壮大な話になりましたが、中盤が長い割に結末があっさりなのはいつもの感じ。でもこのさらっとまとめて日常に戻っていく感がまた心地良い。しかし今回のエピソードで忍とのことはだいぶ掘り下げた感があるんだけど、四話先では何をテーマにするのだろうか・・
読了日:01月01日 著者:西尾 維新
のうぜい! ~同人作家のための確定申告ナビ~のうぜい! ~同人作家のための確定申告ナビ~
まことじさんが己の職を捨ててまで書いた、納税漫画。専門の解説を見るよりははるかにわかりやすくガイドしてくれていますが、それでも頭に入れるのに力がいるのは、やはり納税の難しさか・・もうちょっと例えや図を使って説明して欲しかったかな。あと教養本である以上仕方ないのですが、普段のまことじさんのテンポの良い会話劇が解説によって殺されてしまっているのが少々残念。春原さんの漫画と同じく、一般向けなのかニコニコ知ってる人向けなのか、スタンスが定まってない感もちょっとあったかも・・まあ個人的には普通に楽しめたんですけどね
読了日:01月05日 著者:まことじ
フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))
誰もが知っている人造人間の物語。生まれたてで放り投げられて、誰からも迫害されるがゆえに人間の害悪たろうとする怪物の心情に共感しました。フランケンシュタインは、言っては悪いけど研究者としては精神が成熟してなかったんだろうなぁ・・と思ってしまう。ところで、怪物の外見が一般的なそれとはかなり描写が違っていてびっくりしました。現代だったらその手の愛好家の方に受け入れられそうな気もする
読了日:01月17日 著者:メアリ・シェリー
嵐の伝説(2) (少年マガジンコミックス)嵐の伝説(2) (少年マガジンコミックス)
荒川先生の推薦文がノリオチョイスで笑ってしまったw 彼こそが若き日の〜だけでここまで来るとまさに職人芸だなぁ・・。2巻では外伝の割合が多くて、嵐自身についての伝説が少なかったのがちょっと物足りなかったかな。しかし梓カワイイよ梓!伏見の側近の娘も気になってたので再登場してくれて嬉しい
読了日:01月17日 著者:佐藤 将
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん とっておきの嘘 (角川コミックス・エース 317-1)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん とっておきの嘘 (角川コミックス・エース 317-1)
安定したクオリティで第一巻のストーリーをおおまかに(正確には映画版のシナリオで)コミカライズされていて、安心して読めました。初期の入間さんのひねりくれった文章が反映されていないので読みやすく、未読の人はこれで雰囲気つかむのもいいかなあと思ったり。端々の描写が軽くギャグっぽく処理されているのは、物足りない反面新鮮でもありました
読了日:01月17日 著者:佐藤 敦紀
日の名残り (ハヤカワepi文庫)日の名残り (ハヤカワepi文庫)
かつて在った英国の雰囲気を感じさせる、実直なまでに品格をもって勤め上げた一人の執事の物語。もし主人公をダーリントン卿においていたら、もっと殺伐とした歴史サスペンスのようなものになっていたと思うけど、外交を通して変わりゆく国の様を、己の領域から決して逸脱しない執事の目を通すことで、風刺がありつつもどこか温かく、情緒溢れる作品へと昇華されています。慇懃な語り口調をすらすら読ませてくれる訳の妙にも感服。明日も頑張ろうと思える、素敵な物語です
読了日:01月17日 著者:カズオ イシグロ
サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス)サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス)
才能と努力のお話。全一巻というコンパクトな内容ですが、あとがきでもあるように構成についてはしっかり練られていて、ページ相応のボリュームのある内容。「ナンバーワンよりオンリーワン」という言うだけなら簡単な言葉を実感をこめて読ませてくれるストーリーが素敵でした。ラストもさっぱり綺麗でしたが、書き下ろしの後日談も読んでみたかったかもしれない。地味に大好きな作品でした
読了日:01月17日 著者:水上 悟志
戦国妖狐(5) (ブレイドコミックス)戦国妖狐(5) (ブレイドコミックス)
相変わらずテンポ早くて読みやすい。霊力とか可能性とか覚醒とか、もはや使うのを躊躇うようなワードを惜しげもなく使ってるにも関わらず、あんまりくささを感じないのはやっぱり水上さんらしいなぁ。良い意味の中二漫画になってきてるし、面白くなってきた!
読了日:01月17日 著者:水上悟志
フランケン・ふらん 6 (チャンピオンREDコミックス)フランケン・ふらん 6 (チャンピオンREDコミックス)
凶悪な長女・ガブリール出現!新キャラや敵対勢力の登場で、やや何かの流れが作られ始めていますが、エゴやらなんやらを全部飲み込んだ心身改造っぷりは相変わらずグロ面白いです。ゴキブリの話はちょっと箸休め的な感じでいつもと毛色が違って面白かったです。それにしてもヴェロニカはかわいい。あと木々津さんはどんだけセンチネルのことを気に入ってるんだとw
読了日:01月22日 著者:木々津 克久
真マジンガーZERO 4 (チャンピオンREDコミックス)真マジンガーZERO 4 (チャンピオンREDコミックス)
この世界の真実が明かされ、伏線も次々に回収されていく第4巻。アニメでは消化不良に終わった機械獣あしゅら男爵との戦いも激熱く、息をのみながら読み耽ってしまいました。衝撃Z編とリンクした演出や、スーパー永井大戦となりつつある状況も盛り上がり最高潮で、クライマックスを感じさせる展開。ミネルバの旅はこの世界で終焉を迎えるのか否か!
読了日:01月22日 著者:永井 豪,田畑 由秋
はじめてのあく 8 (少年サンデーコミックス)はじめてのあく 8 (少年サンデーコミックス)
伝家の宝刀「今回のあらすじ」が炸裂しはじめる第8巻。今回は基本的に夏を感じさせるエピソードばかりで、キャラクター達もテンション高め。着実に陥落しつつあるキョーコにラストでとんでもない爆弾もしかけられ、単行本派の方にはきついヒキ・・! どうなるラブなコメ模様!
読了日:01月22日 著者:藤木 俊

読書メーター

1月気になる新刊

小説

ブギーポップ・アンノウン 壊れかけのムーンライト
『レモン・クラッシュ』という噂話に導かれて出会った宮下藤花たち六人の少年少女。彼らを待っていたのは奇妙な光と影だった──。


嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり
じゃあみんな、行ってきます。ちょいとハッピーエンドまで。


光を忘れた星で
全人類が失明した星。目を持つモノは刳りぬかれざるを得ないこの世界で、少年は数奇な運命に翻弄される!


マージナルワールド
「圏内」と呼ばれる世界で、巨大ロボット・アガシオンを駆り日夜戦う少年、光宮。そんな最中、彼はいるはずのない謎の少女と出会う…。いざ、中二病の極北へ!


ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編 (上)
昭和57年、雛見沢。この地で巻き起こる凄惨な殺人事件の真相は…。大ヒットノベルゲーム小説版、文庫化。発進、星海社文庫


シアター!
有川浩が書く舞台に情熱を燃やす奴らの物語、第2弾!


ディスコ探偵水曜日上・中・下
This is maijo! ディスコ探偵ウェンズデイの活躍を描く21世紀の黙示録、文庫化なる!

漫画

真マジンガーZERO
上陸する鉄仮面軍団! 現れる機械獣あしゅら男爵! 死んだはずの兜甲児!? かつてない死闘の中で、ミネルバXが目の当たりにする光景とは──!


フランケン・ふらん
長女、襲来! シリーズ第6弾!


嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん とっておきの嘘
数年ぶりに再会した愛しいまーちゃんは、どうしようもないほどに壊れてしまっていた──。映画版のシナリオで綴るコミック版みーまー登場!


放課後プレイ
「彼女さん」の部長にして、図書委員をも務める麗しの眼鏡美女。危険な香りの漂う彼女にも、意外な一面があって…もどかしい恋とゲームの物語、第三弾。


こみっく☆すたじお
大好きな格闘漫画家の住み込みアシスタントとして修行することになった相原実。だが屈強な男の世界を描く憧れの先生は、どう見ても年端もいかない女の子で…。此ノ木よしるのメジャーデビュー作第1巻!


じょしらく
久米田康治×ヤス。何が起きるかわからない、化学反応落語漫画第2弾!


天才柳沢教授の生活30
誰よりも人間そのものに疑問と感動を抱き続ける柳沢良則。彼の一風変わった毎日は、今日も変わることのない驚きの連続だ。


水域 上・下
酷暑のある日、あまりの暑さに校庭で気を失ってしまった川村千波。次に目を覚ますと、そこはどこか見覚えのある山奥の水域だった。蟲師漆原友紀の第二作登場!


ぱら☆いぞ
とらドラ!
学園天国パラドキシア

12月読んだ本まとめ。


明けましたねー。今年もよろしくおねがいします。
ということで、新年一発目の記事は無難にこれで。


12月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3789ページ

333のテッペン333のテッペン
333mの天辺で、444匹が一遍に、555の骨片が、666の勲章と。数に呪われた男と少女が巻き込まれる、『そういうストーリー』の連作小説集。一応ミステリの枠の中に収まる作品ですが、単純な事件解決を主題にしていないのはやはり佐藤さんらしいと言うか。私たちがワイドショーを見て、推理小説を読み、非日常に思いを馳せるのは、端から見れば病気そのものにしか思えないのかもしれませんね。赤井ちゃんがウルトラマンネタをちょいちょい引き合いに出してくれるのがツボでした
読了日:12月02日 著者:佐藤 友哉
翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 (講談社文庫)翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 (講談社文庫)
「これはギャグだわー」とか「読み終わった後本を壁に叩きつけた」とか、周りの反応があまりにもアレだったので読んでみました。うーむ・・これは・・なるほどなぁ・・。惜しむらくは、333のテッペンを読了直後だったので、いかにもなミステリ的趣向に穿った見方をしてしまったことかな。最後の結末も笑ってしまったけど、流水を読んでしまっている身としてはちょっと物足りないかも・・。あ、新幹線の中で読んだので壁には叩きつけられませんでした。良かったのか悪かったのか
読了日:12月09日 著者:麻耶 雄嵩
東方香霖堂 〜Curiosities of Lotus Asia.東方香霖堂 〜Curiosities of Lotus Asia.
本編には登場しない、ひねくれ者の店主の視点から描く幻想郷の日常。彼が霊夢魔理沙に披露する世界の理屈(妄想)は、ひとつひとつが長編の物語の軸に出来そうな一風変わった視点のモノばかりで、純粋に知的好奇心を刺激されます。個人的には、龍と化石の話が一番面白かったかなぁ。それにしても、名無しの本妖怪、出番本当に少ないんだなぁ・・結構コアな人気あるキャラだから、レギュラーで登場しているのかと思っていたんだけど
読了日:12月09日 著者:ZUN
くるぐる使い (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)くるぐる使い (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
大槻ケンヂの傑作短編の漫画化。作画の方のかねてからの夢だったということで、原典を忠実になぞりつつも、オーケンの曲・小説ではおなじみのキャラクターやフレーズがあちこちに散りばめられていて、ファンならめいいっぱい楽しめる作品になっています。素晴らしいコミカライズでした
読了日:12月09日 著者:大橋 薫,大槻 ケンヂ
純真ミラクル100% 2 (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)純真ミラクル100% 2 (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)
泥沼要因が更に追加されてしまいましたが、このにへらーっとしてしまう安心できる空気はなんなんだろう・・。二宮さんは報われてほしいなー。音楽って裏方の人たちあってこそなんだなぁと業界漫画としても面白いです
読了日:12月09日 著者:秋★枝
ヴぁんぷ!〈2〉 (電撃文庫)ヴぁんぷ!〈2〉 (電撃文庫)
久々に成田作品を読んだけど、イカレた連中が山のように登場してぐいぐい引っ張ってくれる、底抜けの面白さを改めて実感。詳しい感想は後編である?のあとで!
読了日:12月09日 著者:成田 良悟
キノの旅〈13〉the Beautiful World (電撃文庫)キノの旅〈13〉the Beautiful World (電撃文庫)
久々ーにキノ。相変わらず安定していてパワーダウンがまったくないのが凄いなぁ・・。あの条例を彷彿とさせるタイムリーな話や離族の話も良かったけど、個人的には必要な国の話が印象深い。必要か必要でないか、人によって意見はあるでしょうが、議論の行き着く先はあの国のような形なのかなぁ・・
読了日:12月09日 著者:時雨沢 恵一
バニラスパイダー(3) <完> (少年マガジンコミックス)バニラスパイダー(3) <完> (少年マガジンコミックス)
完結。よくあるストーリーを相当に外れながらも、一周裏返って王道を走り抜いた作品。この巻で回収された諸々自体はすごく面白く、せめてあと1,2巻あれば最高の質量で終えられたのになぁと残念でなりません。「身の丈にあった正義」という厳しいテーマを貫いたのは素晴らしかったなぁ
読了日:12月16日 著者:阿部 洋一
ヴぁんぷ!〈3〉 (電撃文庫)ヴぁんぷ!〈3〉 (電撃文庫)
吸血も鬼もどっかいっちゃってる吸血鬼がわんさか登場する、成田式吸血鬼小説。自己満足に過ぎない復讐がテーマなだけあって、氏の作品には珍しい、やるせなさの残る読後感がありました。キャラクターが大幅に追加されたけど、この調子で続刊でも新規参入キャラがどんどん増えていくんだろうなぁ…個人的には、組織のイエローさんが好きだ
読了日:12月16日 著者:成田 良悟
電波女と青春男(7) (電撃文庫)電波女と青春男(7) (電撃文庫)
ヒロイン達とのIFのエンディングを描く連作集。ここまでやっておいて、実際には鈍感とかどんだけ器用な感性してるんだ丹羽さんは・・。それぞれとの結末を描きつつ、現在進行形の日常が続いていく、真のエンディングにふさわしい内容でしたが、どうやらお話はまだまだ続いていく様子・・いったいどうなっていくのだろう
読了日:12月16日 著者:入間 人間
伝説兄妹2! 小樽恋情編 (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫)伝説兄妹2! 小樽恋情編 (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫)
小樽を舞台に広げられる、ダメ男たちのドタバタストーリー第2弾。前回のテーマが富や絆だったのに対し、今回は恋と愛。愛されないことに生きる意味はあるかと自答しつつ、男達が怪しい薬に振り回されます。相変わらずの勢い爆発の文章と泥臭いYAZAさんの絵とよく合ってますなぁ(でも「そして」四連発はさすがに気になった)。透が普通に退場していたのはちょっと残念だったなーフラグたってそうな気がしたのに。でも煙草女さんがかわいかったので無問題です
読了日:12月16日 著者:おかもと(仮)
雪蟷螂 (電撃文庫)雪蟷螂 (電撃文庫)
凍てつくような世界で繰り広げられる、激情の恋の物語。なんとなく先が読める展開が多かったのですが、二つの民族の戦乱と恋情を描いたストーリーは、閉ざされた系譜と年月を感じさせて非常に香ばしかったです。かつて従属していた国家、というのはやっぱり夜の王のあれなんだろうなぁ・・
読了日:12月17日 著者:紅玉 いづき
つぼみ VOL.9 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)つぼみ VOL.9 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)
表紙に旬っぽさを感じるなぁという早いモノで第9弾。今回は東山翔森永みるく鈴菌カリオカサハラテツロー吉富昭仁、と個人的にたまらん話が多かったなぁ。水谷フーカのシリーズは続きが気になる
読了日:12月19日 著者:かんざきひろ 他
聖☆おにいさん(6) (モーニングKC)聖☆おにいさん(6) (モーニングKC)
エスの誕生祭前日に買えてハッピー第6巻。相変わらず何をやっても面白くなるのがすげえというか卑怯というか! ショムジョの弟子同士のやりとりも面白かったけど、やっぱりお父さんが最強だなぁ・・。あと弁財天さんが美人。かの天才達とのライブ是非みたいです
読了日:12月25日 著者:中村 光
風雲戦国伝 (PHPコミックス)風雲戦国伝 (PHPコミックス)
戦国時代の風雲児たちを描いた様々な小連載を収録した作品集。もはや伝説の第一巻、関ヶ原の戦いへと繋がる数多くの前日譚が語られています。私は歴史ものはよく読んでいないので、知識は風雲児たち関ヶ原からのスタートなのですが、こうして見るといろんな武将達の様々な思惑が絶妙に噛み合ってあの戦いが形作られたんだなぁと感無量でした
読了日:12月27日 著者:みなもと 太郎
西原理恵子の人生画力対決 2 (コミックス単行本)西原理恵子の人生画力対決 2 (コミックス単行本)
まったく躊躇することなく喧嘩ふっかけまくりの第2巻。後日松本零士に呼び出し喰らっているところに、この喧嘩芸のがちっぷりを感じさせます。浦沢直樹は上手すぎてそつないけれど、勝手知ったる二人のこと、常に喧嘩腰でわあわあ言い合えるのが微笑ましくて面白すぎる。竹宮恵子の時は実際に生で拝見したのですが、やっぱり漫画化したほうが面白くなるなぁ
読了日:12月30日 著者:西原 理恵子
風雲児たち 幕末編 18 (SPコミックス)風雲児たち 幕末編 18 (SPコミックス)
井伊直弼による安政の大獄も佳境へ。何の罪もない人間がレッテルを貼られ葬られていくのは、風雲児たちでは、かつて蛮社の獄で見た光景ではありますが、権力のトップがそれを実行するとここまで恐ろしいものなのか・・。吉田松陰の投獄も完了し、物語はいよいよ桜田門外の変へ・・
読了日:12月30日 著者:みなもと 太郎
風雲児たち (1) (SPコミックス)風雲児たち (1) (SPコミックス)
読了日:12月31日 著者:みなもと 太郎

読書メーター

2010年に観た映画をまとめてみました。

一人暮らしを始めて身軽になったためか、映画館に行くことが多くなった一年でした。せっかくなので思い出せる限りで感想を色々書いてみます。

パコと魔法の絵本

パコと魔法の絵本 [DVD]

パコと魔法の絵本 [DVD]

TVで視聴。久方ぶりに心からじーんときてしまった映画。本編のイメージとして描かれるフルCGアニメだけでも単品で充分なクオリティなのに、それが実際の患者達の演劇と交互に挟まれることで、パコのために絵空事を現実にしようとする、大人達の奮闘ぶりが伝わってきます。子供が楽しめる賑やかさと、大人が楽しめる人間模様を併せ持った、現代のファンタジーに相応しい作品でした。

第9地区

第9地区 [DVD]

第9地区 [DVD]

事前情報も何もなく、映画館の看板のセンスだけで見にいったところもの凄い大当たりでした。意味がぶれることもお構いなしに一言で言ってしまうと、エンターティメントとして成功したクローバーフィールド。序盤は実際にあったことのように記録映像の切り貼りで画面を構成しつつ、話が進むにつれ糞野郎な主人公に段々と主観が定まり始め、やがて腐った世界をぶっつぶすために奔走する、種族を超えた痛快な冒険へと変わっていきます。
現代の地球に難民化した宇宙人を放り込んだらどうなるか、という設定だけでもう勝ってるような映画ですが、単純娯楽映画としてもかなり面白い作品です。メカもかっこいい。おすすめ。

告白

告白 【DVD特別価格版】 [DVD]

告白 【DVD特別価格版】 [DVD]

原作より先に見にいきました。目が痛くなるような色彩と派手な演出で知られる監督の作品ですが、今回は題材が題材だけあって、逆に極端に色調が乏しく、意識して暗い画面構成にしてあったかな。しかし、要所要所での豪華絢爛な演出は健在です。推理モノとしての成分は割と序盤で終わってしまうので、それを期待した人は途中でがっかりしてしまうかもしれないけど、そこからがこの映画の本番なので、どうか最後まで目を伏せずに観てもらいたい!エゴとか心の闇とか、やかましい理屈を軽くぶっとばした、人間のド黒さをじっくり味わえます。ストーリー、キャスト、スタッフの悪意を感じられる傑作です。

トイ・ストーリー

トイ・ストーリー3 [DVD]

トイ・ストーリー3 [DVD]

人気アニメシリーズの最終作。1,2のエンディングでハッピーを迎えつつも棚に上げられていた「子供が成長しきってしまったら」という、おもちゃの命題とも言えるテーマに正面から取り組んでいます。トイ・ストーリーといえば脱出劇が見所だけど、1,2が人間の単なる生活空間だったのに対し、今回はおもちゃ達自身が監獄化した保育施設からの脱出。おもちゃのことをよく知る者が作り上げた空間からは並大抵では潜り抜けられず、ウッディ達はそれまでとは比較にならない知恵を結集した計算尽くの脱出劇を展開。んだもんで、かなり見応えのあるシーンになっていました。最終的な結末も、子供の成長という現実から逃げない、しっかりとした回答を出したモノになっていたと思います。難しいテーマから逃げずに、果敢に終止符を打ってくれたスタッフに敬礼です。

借りぐらしのアリエッティ

借りぐらしのアリエッティ [DVD]

借りぐらしのアリエッティ [DVD]

おなじみジブリの最新作。今回は宮崎駿さんの弟子の方の監督作品ですが、話によると宮崎さんは脚本だけに徹し、映画の演出自体には一切口を出さなかったらしく。そのためか良い意味で宮崎駿臭がしないというか、自由に作られているような印象を受けました。世界観やストーリー自体はさすがのジブリというか、魅力的で楽しく観ていたのだけど、やはり舞台も尺もかなりミニマムで、ポニョを観たとき同じような物足りなさを感じました。原作自体はあのあともずっと巻を重ねているだけに、もう少し先の話までやってほしかったなぁ…あの家の話はあれで収まりが良かったのだとは思うのですが。アリエッティは洗濯ばさみを使わない方が可愛いと思いました。まる。

踊る大捜査線

劇場版1,2は観てます。TVシリーズやSPも観ていない、ファンからすれば怒られそうな手合いで見にいきましたが、やっぱり超一級のエンターティメントだなぁと感服。エキストラを含め、あれだけの人間を思うとおりに動かして、大きな話小さな話を同時進行で進めて一つの流れを作れるのだから、映画監督はやっぱすごい仕事だなぁと当たり前のことを再確認。今回の犯人の目的が、青島刑事が捕まえた犯人の解放を要求ってんで、オーシャンズ12みたいに、ザコ大物含め今までの犯人がバックライトを浴びながら勢揃いする場面を期待していたのですが、実際には何人かの登場にとどまりかなり残念。誰かイメージ映像化しているひといないかなぁ…。

アイアンマン

DVDで視聴。とりあえずバトルバトル、そのまたバトルが男の心をくすぐりすぎるので、それだけでもう充分お腹一杯。自分が開発した戦争の兵器を撲滅するために戦う、という構図もハリウッドらしいというか、単純な論理だなぁとちょっとつっこみたいところもあるのですが、まぁ普通に面白いので深くは言うまい。装着時のカシャンカシャンという微妙な動きがたまらん。

シュレック

シュレック3 スペシャル・エディション [DVD]

シュレック3 スペシャル・エディション [DVD]

TVで視聴。人気シリーズの第3弾。いつのまにやら王位継承の候補者にまでなってしまっているシュレックですが、ここまで持ち上げられても図に乗ることなく、いつまでたっても人々に忌み嫌われる怪物の劣等感を持ち続けていることに、逆に好感を覚えたり。おとぎ話の悪者の総攻撃、という月光条例的な展開に心が熱くなりつつ、夢をかなえるためには、というよくあるテーマに不意打ちを与えるような回答を出していて、ほうと感心したりしました。まぁ、住民達の理解が早すぎるのはちょっとあれだったけど、まぁ一応子供向け映画だしね! しかしドラゴンは美人さんだなぁお子さん可愛いぺろぺろしたい。あとお姫様同盟の異能バトルがかっちょよすぎた。

REDLINE

全編作画10万枚以上、その上一枚一枚手抜き一切無しで、隅々まで書き込まれた、アニメーターの血と汗の結晶とも言えるアニメ映画。宇宙を舞台にした破天荒な超速カーレース『REDLINE』に挑む、シャイなリーゼント男JPの活躍と恋のお話…と、ストーリー自体はよくある典型的な内容。けれど異常とも言える疾走感溢れまくりの映像によって、頭からしっぽまで引きずりまわらせられます。規律に縛られない自由な野郎共のバトルがとにかく痛快。頭空っぽにしてたのしめる超娯楽映画です。

大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE

DVDで視聴。TVシリーズとは違う方向を模索し始めた、ウルトラシリーズの劇場版。配給がワーナーになっているだけあって、ウルトラマンで在りつつもハリウッド映画っぽい絵になっていてなんだか不思議な感覚になりました。今までのほぼすべてのウルトラマンが勢揃い&100体以上の怪獣の出現、それら大多数で繰り広げられるバトルロワイヤルによって、お祭り騒ぎ感覚で観られる、賑やかな映画になっていたと思います。惜しむらくは、最後の最後に出現する強敵との戦いが割とあっさり終わってしまったことでしょうか…。全ウルトラマンが出現しての合体光線技とかやってほしかったなぁ…。

ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国

上記映画の続編。新たなウルトラ戦士:ウルトラマンゼロと宿敵ベリアルとの対決が、別次元の宇宙を舞台に壮大なスケールで描かれます。ミラーマン、ファイアーマン、ジャンボーグAといった、往年の円谷作品をオマージュした新たなヒーロー達が多数登場するのも見所ですが、個人的に印象に残ったのは、作品の中で描かれた宇宙観。丁寧に作り込まれたCGで表現された宇宙は、海外の宇宙モノ映画と比べても遜色ない、美麗なビジュアルに仕上がっていたと思います。完全な国産映画で、これほどのスペースオペラを作り上げられたのは、ウルトラマンを抜きにしても、邦画のワンシーンとして重要な事件になるんじゃないかと思います。
2時間も満たない時間で、濃密なストーリーをよくまとめているのですが、できればあと30分ほど時間があればなぁ…と思ったりしました。あとは前作、今作と観て、映画シリーズだとどうしても王道な話になって、TVシリーズのようなバラエティに富んだエピソードを作れないのが欠点かなぁ…と感じたり。
あのウルトラマンが満を持して登場してくれたことは、ファンとして嬉しい演出でした。

11月読んだ本まとめ


今月末もラッシュでしたねえ

11月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:3397ページ

丸太町ルヴォワール (講談社BOX)丸太町ルヴォワール (講談社BOX)
京都で行われる娯楽としての裁判:双龍会。初恋の人にもう一度出会うために、被告としてこの渦中に乗り込んだ少年と、一癖二癖もある論客たちとの丁々発止を描く本格ミステリ。通常の裁判劇では不可能な、論理と推理と騙しを重ねる会話運びがとにかく痛快。どんでん返しだらけの緻密な構成と、ちょっと気取った感じのストーリーもロマンチックで、こっぱずかしくて、かなり好みでした。短編のときから面白かったけど、やっぱり長編でも読み応えあるもの書いてくれるなぁ。次回作も期待が止まりません
読了日:11月02日 著者:円居 挽
電波女と青春男〈4〉 (電撃文庫)電波女と青春男〈4〉 (電撃文庫)
6を読み進めていたらとあることに気づいて、慌てて飛ばしてた今巻を読了。やっぱりこのあたりから以前と比べると文章が格段に読みやすくなってるなぁと思う。多作するうちに文章が研磨されて、最適化されていっている気がする。ハイペースでこんなに良い青春話を出せるのが、羨ましかったりなんだったり。星中の「100回生まれ変わったら」のセリフがやけに印象に残りました。ラストのERO話もある意味青春ですよねっ
読了日:11月11日 著者:入間 人間
電波女と青春男〈6〉 (電撃文庫)電波女と青春男〈6〉 (電撃文庫)
青春ポイントのボーナスステージ・文化祭。その煽りに偽りはなく、あっちこっち色んな人が動き回っていて、シリーズの中でも賑やかで楽しい話になっていました。これまでのお話をとりあえず決着つける感じになっていて、オールスター勢揃いな盛り上がりのあるラストになっていて、とてもいい読後感だったと思います。アニメのときは、ここまでのエピソードを映像化すると区切りがいいかもしれないですねー。あと、たまこさんたちは端から見るとすっげえうざいのがこの巻で証明されたな・・
読了日:11月11日 著者:入間 人間
日常 1 (角川コミックス・エース 181-1)日常 1 (角川コミックス・エース 181-1)
表紙通りの内容。独特の間と、疾走感のある話運びが癖になります。振り切ったシュールっぷりも、一歩間違えると狂気の世界に突入しそうな危うさがあってある意味はらはらしますね
読了日:11月16日 著者:あらゐ けいいち
はじめてのあく 7 (少年サンデーコミックス)はじめてのあく 7 (少年サンデーコミックス)
ジローとキョーコもだいぶいちゃいちゃしだしてきた第7巻。新キャラがいくら投入されようとも、二人の進展の障害とならず安定感抜群なのは、なんだかすごく安心できますね
読了日:11月23日 著者:藤木 俊
逢魔ヶ刻動物園 1 (ジャンプコミックス)逢魔ヶ刻動物園 1 (ジャンプコミックス)
擬人化でもなく、獣人でもなく、動物が変形して人型になる、というアイデアがまず面白い。変身後の動物たちのデザインも、もとの形をあえてとどめないセンス抜群なものばかりで、眺めているだけで飽きません。ストーリー自体はそう珍しくない感じなんですが、キャラに魅力ある作品なので、それなりに続いて欲しいなぁ
読了日:11月23日 著者:堀越 耕平
友達100人できるかな(4) (アフタヌーンKC)友達100人できるかな(4) (アフタヌーンKC)
20人突破でまだまだ先は長いけど、相変わらず安定感抜群。友達を100人作っていくという過程を、手を変え品を変え、毎回違う見せ方を提示してくれるのがはんぱない。テストの早期終了、という話も出ていましたが、やっぱり100人作るまでは続けて欲しいところだな〜
読了日:11月23日 著者:とよ田 みのる
鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)
「彼らの冒険はこれからも続く!」 この言葉が、皮肉もなにもなしに、これほど似合う作品もそうないと思います。本当にお疲れ様でした!
読了日:11月23日 著者:荒川 弘
みのりスキャンダル 1 (チャンピオンREDコミックス)みのりスキャンダル 1 (チャンピオンREDコミックス)
噂の性的核実験場雑誌の作品を初読み。まあえろいのは当たり前なのでそこは置いておいて。女の子が欲望で暴走する→みのりが卵をとりこむ→みのり暴走→斎理子が回収、という流れなのだけど、みのりの暴走を正気に戻った女の子に見せつけることで、欲望のリバウンドの醜さをしらしめる、という構成が面白いなァと思いました。適度に欲望を発散させるのが一番!という毎回の結末もいいよね。個人的には犬の回の子が一番かわいかったです
読了日:11月23日 著者:速野悠二
あまえて騎士ねえ様 (美少女文庫)あまえて騎士ねえ様 (美少女文庫)
凛としたお姉さんが、年下にぐにゃぐにゃになるシチュエーションっていいですよね
読了日:11月23日 著者:あすな ゆう
W新婚お嬢様! (美少女文庫)W新婚お嬢様! (美少女文庫)
なにがなんでも、「お嫁さんを二人作る」というシチュエーションを実現しようと言う制作側の熱意がすごく伝わってきましたw 構造上3Pが常となるわけですが、夜とぎを前に嫁さん二人がどうするか相談しているシーンが、妙におかしくて笑ってしまいました
読了日:11月23日 著者:青橋 由高
くるぐる使い (角川文庫)くるぐる使い (角川文庫)
現実の延長線上にある、超常的現象を描く短編集。とわ言え、現実から乖離した現象ではなく、この作品に登場するのは、日常を生きるうちふとした瞬間に「ヘン」なモノに魅入ってしまった人々。生々しくて妙にリアルな、不可思議な世界が描かれます。個人的にはやっぱり「くるぐる使い」が来るなぁ…漫画版も凄いらしいので、いつか読みたいです
読了日:11月26日 著者:大槻 ケンヂ
ステーシーズ―少女再殺全談 (角川文庫)ステーシーズ―少女再殺全談 (角川文庫)
髪の毛も指も思い出も骨も! 筋肉少女帯「再殺部隊」と世界観を同じにする小説。少女達が当然死に、生きる屍となって人々を襲う・・エンディングも素晴らしいものだったと思うのですが、やや展開が早い印象はあったかな。本編が2倍くらいのボリュームだったらもうちょっとしっくり来てたかもしれません。とはいえこの狂気的世界は他にはないものなので、筋少スキならぜひとも読んで欲しい一冊です
読了日:11月26日 著者:大槻 ケンヂ
ヴォイニッチホテル 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)ヴォイニッチホテル 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
穏やかでありつつも、燻る火種と謎を抱える、南の島のとあるホテルで繰り広げられる奇妙な人らの人間模様。一般誌で連載されていることもあり、冗談とも本気ともつかない淡々とした道満ワールドを、純度100%で存分に味わえます。同じホテルに泊まっているという共通点しかなかった人々が、お話が進むに連れて少しずつ密接に関わりだしていく、構成の妙も見応えありますね
読了日:11月26日 著者:道満 晴明
ヴァルプルギスの後悔〈Fire1.〉 (電撃文庫)ヴァルプルギスの後悔〈Fire1.〉 (電撃文庫)
ブギーポップシリーズの顔なじみ、霧間凪の魔女としての戦いを描くスピンオフシリーズ。ブギーポップを読んだのが4,5年前で記憶が薄れていることもあり、既存の登場人物達をだいぶ忘れているなぁ・・。統和機構が恐れる、人知を越えた存在をもが登場し、かつてのビートシリーズのときのような、シリーズ全体のクライマックス感を感じさせる内容になっています。この流れがビートのエンディングとどう繋がるのか・・そして挿絵の凪がちょっと少女すぎる気がするんですけど気のせいでしょうか
読了日:11月26日 著者:上遠野 浩平
天元突破グレンラガン 6 (電撃コミックス)天元突破グレンラガン 6 (電撃コミックス)
読了日:11月27日 著者:
よつばと! 10 (電撃コミックス)よつばと! 10 (電撃コミックス)
秋もいよいよ終わりに近づく。前巻ではよつばが女の子であることを感じさせられて衝撃だったけど、今巻ではホットケーキを焼いたり絵本を口に出して読んだり、成長そのものを感じさせる描写が多くて涙腺がうるっときた。とーちゃんの教育方針が一つ明らかになったり、久々のみうらが可愛かったり、あいつが再登場したり、カバー裏になごんだり、大満足でした
読了日:11月27日 著者:あずま きよひこ
惑星のさみだれ 10 (ヤングキングコミックス)惑星のさみだれ 10 (ヤングキングコミックス)
完結。進むも戻るも、BADENDしか用意されていなかったはずの物語を、これ以上ない大団円に導いたのは、ひとえに夕日達自身の力。まえがきに書いてあるとおり、エピローグが多めの構成なのでひとによって好みは分かれるかもしれませんが、素晴らしい最終回だったと思います。アニマが糸が切れたように人間らしくなったのが印象的だったかな。言いたいことが尽きませんが、とりあえず、お疲れ様でした
読了日:11月30日 著者:水上 悟志
僕の小規模な奇跡僕の小規模な奇跡
長いこと買ったまま積んでしまっていたけど、ようやく読了。電波女やみーまーのようなライトノベルらしいキャラクター色の強い小説もいいけど、この人の得意とする青春模様は、こういう一般文芸系のほうがより際だつような気がする。プロローグのお話は、実際に電撃文庫MAGAZINEの付録のときに読めていたので、年月が流れてこの壮大な後日談へと結びついたのかと思うと感無量でした。いやぁそれにしても、三白眼少女って、本当に良いものですね
読了日:11月30日 著者:入間 人間

読書メーター

週刊少年ジャンプ50号

ワンピース

カリブーの小物化光速すぎる…。随分息巻いてたので、これは戦闘仕掛けてフルボッコにされるフラグだろうなぁとは思っていたのですが、あっと言う間に孤立無援になるとは…。仲間と再会したら晴れてルフィ達とのバトルになるのかもしれませんが、それにしたってさっきまでキレキャラ演じてた奴が、焦って脳内で算段立ててたりするとか失望感がはんぱないわぁ…ないわぁ…。あと、ブルックの地味なorzには吹きました。再開一発目のスカルジョークで気合いいれてたんだろうなーw

めだかボックス

衣服を傷つけずに相手のみを傷つける、という能力の正体についてはかなり納得。というか今までのマイナス13組の面々のスキルに比べると、かなりマトモというか理屈が立っているなと、逆に違和感覚えるくらい。最後は精神の傷も再発させて勝ち誇っていましたが、不幸でなければならないが信条のくじらにとっては、しっかり思い出せたことは逆に好条件になるんじゃなかろうか。

逢魔ヶ刻動物園

華ちゃんここでくるか! 最近影が薄かったけど、この大ゴマでの啖呵切りはかっこいいですね。カイゾウの発言がどちらに対してのものなのかによって、華ちゃんのピンチ具合も変わってくると思いますが…。あと接待モードの伊佐奈が怖い。

トリコ

どこかで話題になってるかどうかは知らないんですけど、あの二代目メルクって女の子のような気がするんですよ。今回の汗かいた顔で俺が興奮したんだから間違いない。