11月読んだ本まとめ


今月末もラッシュでしたねえ

11月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:3397ページ

丸太町ルヴォワール (講談社BOX)丸太町ルヴォワール (講談社BOX)
京都で行われる娯楽としての裁判:双龍会。初恋の人にもう一度出会うために、被告としてこの渦中に乗り込んだ少年と、一癖二癖もある論客たちとの丁々発止を描く本格ミステリ。通常の裁判劇では不可能な、論理と推理と騙しを重ねる会話運びがとにかく痛快。どんでん返しだらけの緻密な構成と、ちょっと気取った感じのストーリーもロマンチックで、こっぱずかしくて、かなり好みでした。短編のときから面白かったけど、やっぱり長編でも読み応えあるもの書いてくれるなぁ。次回作も期待が止まりません
読了日:11月02日 著者:円居 挽
電波女と青春男〈4〉 (電撃文庫)電波女と青春男〈4〉 (電撃文庫)
6を読み進めていたらとあることに気づいて、慌てて飛ばしてた今巻を読了。やっぱりこのあたりから以前と比べると文章が格段に読みやすくなってるなぁと思う。多作するうちに文章が研磨されて、最適化されていっている気がする。ハイペースでこんなに良い青春話を出せるのが、羨ましかったりなんだったり。星中の「100回生まれ変わったら」のセリフがやけに印象に残りました。ラストのERO話もある意味青春ですよねっ
読了日:11月11日 著者:入間 人間
電波女と青春男〈6〉 (電撃文庫)電波女と青春男〈6〉 (電撃文庫)
青春ポイントのボーナスステージ・文化祭。その煽りに偽りはなく、あっちこっち色んな人が動き回っていて、シリーズの中でも賑やかで楽しい話になっていました。これまでのお話をとりあえず決着つける感じになっていて、オールスター勢揃いな盛り上がりのあるラストになっていて、とてもいい読後感だったと思います。アニメのときは、ここまでのエピソードを映像化すると区切りがいいかもしれないですねー。あと、たまこさんたちは端から見るとすっげえうざいのがこの巻で証明されたな・・
読了日:11月11日 著者:入間 人間
日常 1 (角川コミックス・エース 181-1)日常 1 (角川コミックス・エース 181-1)
表紙通りの内容。独特の間と、疾走感のある話運びが癖になります。振り切ったシュールっぷりも、一歩間違えると狂気の世界に突入しそうな危うさがあってある意味はらはらしますね
読了日:11月16日 著者:あらゐ けいいち
はじめてのあく 7 (少年サンデーコミックス)はじめてのあく 7 (少年サンデーコミックス)
ジローとキョーコもだいぶいちゃいちゃしだしてきた第7巻。新キャラがいくら投入されようとも、二人の進展の障害とならず安定感抜群なのは、なんだかすごく安心できますね
読了日:11月23日 著者:藤木 俊
逢魔ヶ刻動物園 1 (ジャンプコミックス)逢魔ヶ刻動物園 1 (ジャンプコミックス)
擬人化でもなく、獣人でもなく、動物が変形して人型になる、というアイデアがまず面白い。変身後の動物たちのデザインも、もとの形をあえてとどめないセンス抜群なものばかりで、眺めているだけで飽きません。ストーリー自体はそう珍しくない感じなんですが、キャラに魅力ある作品なので、それなりに続いて欲しいなぁ
読了日:11月23日 著者:堀越 耕平
友達100人できるかな(4) (アフタヌーンKC)友達100人できるかな(4) (アフタヌーンKC)
20人突破でまだまだ先は長いけど、相変わらず安定感抜群。友達を100人作っていくという過程を、手を変え品を変え、毎回違う見せ方を提示してくれるのがはんぱない。テストの早期終了、という話も出ていましたが、やっぱり100人作るまでは続けて欲しいところだな〜
読了日:11月23日 著者:とよ田 みのる
鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)鋼の錬金術師 27 (ガンガンコミックス)
「彼らの冒険はこれからも続く!」 この言葉が、皮肉もなにもなしに、これほど似合う作品もそうないと思います。本当にお疲れ様でした!
読了日:11月23日 著者:荒川 弘
みのりスキャンダル 1 (チャンピオンREDコミックス)みのりスキャンダル 1 (チャンピオンREDコミックス)
噂の性的核実験場雑誌の作品を初読み。まあえろいのは当たり前なのでそこは置いておいて。女の子が欲望で暴走する→みのりが卵をとりこむ→みのり暴走→斎理子が回収、という流れなのだけど、みのりの暴走を正気に戻った女の子に見せつけることで、欲望のリバウンドの醜さをしらしめる、という構成が面白いなァと思いました。適度に欲望を発散させるのが一番!という毎回の結末もいいよね。個人的には犬の回の子が一番かわいかったです
読了日:11月23日 著者:速野悠二
あまえて騎士ねえ様 (美少女文庫)あまえて騎士ねえ様 (美少女文庫)
凛としたお姉さんが、年下にぐにゃぐにゃになるシチュエーションっていいですよね
読了日:11月23日 著者:あすな ゆう
W新婚お嬢様! (美少女文庫)W新婚お嬢様! (美少女文庫)
なにがなんでも、「お嫁さんを二人作る」というシチュエーションを実現しようと言う制作側の熱意がすごく伝わってきましたw 構造上3Pが常となるわけですが、夜とぎを前に嫁さん二人がどうするか相談しているシーンが、妙におかしくて笑ってしまいました
読了日:11月23日 著者:青橋 由高
くるぐる使い (角川文庫)くるぐる使い (角川文庫)
現実の延長線上にある、超常的現象を描く短編集。とわ言え、現実から乖離した現象ではなく、この作品に登場するのは、日常を生きるうちふとした瞬間に「ヘン」なモノに魅入ってしまった人々。生々しくて妙にリアルな、不可思議な世界が描かれます。個人的にはやっぱり「くるぐる使い」が来るなぁ…漫画版も凄いらしいので、いつか読みたいです
読了日:11月26日 著者:大槻 ケンヂ
ステーシーズ―少女再殺全談 (角川文庫)ステーシーズ―少女再殺全談 (角川文庫)
髪の毛も指も思い出も骨も! 筋肉少女帯「再殺部隊」と世界観を同じにする小説。少女達が当然死に、生きる屍となって人々を襲う・・エンディングも素晴らしいものだったと思うのですが、やや展開が早い印象はあったかな。本編が2倍くらいのボリュームだったらもうちょっとしっくり来てたかもしれません。とはいえこの狂気的世界は他にはないものなので、筋少スキならぜひとも読んで欲しい一冊です
読了日:11月26日 著者:大槻 ケンヂ
ヴォイニッチホテル 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)ヴォイニッチホテル 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
穏やかでありつつも、燻る火種と謎を抱える、南の島のとあるホテルで繰り広げられる奇妙な人らの人間模様。一般誌で連載されていることもあり、冗談とも本気ともつかない淡々とした道満ワールドを、純度100%で存分に味わえます。同じホテルに泊まっているという共通点しかなかった人々が、お話が進むに連れて少しずつ密接に関わりだしていく、構成の妙も見応えありますね
読了日:11月26日 著者:道満 晴明
ヴァルプルギスの後悔〈Fire1.〉 (電撃文庫)ヴァルプルギスの後悔〈Fire1.〉 (電撃文庫)
ブギーポップシリーズの顔なじみ、霧間凪の魔女としての戦いを描くスピンオフシリーズ。ブギーポップを読んだのが4,5年前で記憶が薄れていることもあり、既存の登場人物達をだいぶ忘れているなぁ・・。統和機構が恐れる、人知を越えた存在をもが登場し、かつてのビートシリーズのときのような、シリーズ全体のクライマックス感を感じさせる内容になっています。この流れがビートのエンディングとどう繋がるのか・・そして挿絵の凪がちょっと少女すぎる気がするんですけど気のせいでしょうか
読了日:11月26日 著者:上遠野 浩平
天元突破グレンラガン 6 (電撃コミックス)天元突破グレンラガン 6 (電撃コミックス)
読了日:11月27日 著者:
よつばと! 10 (電撃コミックス)よつばと! 10 (電撃コミックス)
秋もいよいよ終わりに近づく。前巻ではよつばが女の子であることを感じさせられて衝撃だったけど、今巻ではホットケーキを焼いたり絵本を口に出して読んだり、成長そのものを感じさせる描写が多くて涙腺がうるっときた。とーちゃんの教育方針が一つ明らかになったり、久々のみうらが可愛かったり、あいつが再登場したり、カバー裏になごんだり、大満足でした
読了日:11月27日 著者:あずま きよひこ
惑星のさみだれ 10 (ヤングキングコミックス)惑星のさみだれ 10 (ヤングキングコミックス)
完結。進むも戻るも、BADENDしか用意されていなかったはずの物語を、これ以上ない大団円に導いたのは、ひとえに夕日達自身の力。まえがきに書いてあるとおり、エピローグが多めの構成なのでひとによって好みは分かれるかもしれませんが、素晴らしい最終回だったと思います。アニマが糸が切れたように人間らしくなったのが印象的だったかな。言いたいことが尽きませんが、とりあえず、お疲れ様でした
読了日:11月30日 著者:水上 悟志
僕の小規模な奇跡僕の小規模な奇跡
長いこと買ったまま積んでしまっていたけど、ようやく読了。電波女やみーまーのようなライトノベルらしいキャラクター色の強い小説もいいけど、この人の得意とする青春模様は、こういう一般文芸系のほうがより際だつような気がする。プロローグのお話は、実際に電撃文庫MAGAZINEの付録のときに読めていたので、年月が流れてこの壮大な後日談へと結びついたのかと思うと感無量でした。いやぁそれにしても、三白眼少女って、本当に良いものですね
読了日:11月30日 著者:入間 人間

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