1月読んだ本まとめ

1月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:1242ページ

▼読んだ本
傾物語 (講談社BOX)傾物語 (講談社BOX)
「傾」の中に「化」の字が入っているので何かあるだろうと思ったらやはり。ありえたかもしれない、もうひとつの怪異譚。白で語り手を変えたりと、第二シーズンは色々と大胆な仕掛けをしてくるなぁ。シリーズ史上最も壮大な話になりましたが、中盤が長い割に結末があっさりなのはいつもの感じ。でもこのさらっとまとめて日常に戻っていく感がまた心地良い。しかし今回のエピソードで忍とのことはだいぶ掘り下げた感があるんだけど、四話先では何をテーマにするのだろうか・・
読了日:01月01日 著者:西尾 維新
のうぜい! ~同人作家のための確定申告ナビ~のうぜい! ~同人作家のための確定申告ナビ~
まことじさんが己の職を捨ててまで書いた、納税漫画。専門の解説を見るよりははるかにわかりやすくガイドしてくれていますが、それでも頭に入れるのに力がいるのは、やはり納税の難しさか・・もうちょっと例えや図を使って説明して欲しかったかな。あと教養本である以上仕方ないのですが、普段のまことじさんのテンポの良い会話劇が解説によって殺されてしまっているのが少々残念。春原さんの漫画と同じく、一般向けなのかニコニコ知ってる人向けなのか、スタンスが定まってない感もちょっとあったかも・・まあ個人的には普通に楽しめたんですけどね
読了日:01月05日 著者:まことじ
フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))
誰もが知っている人造人間の物語。生まれたてで放り投げられて、誰からも迫害されるがゆえに人間の害悪たろうとする怪物の心情に共感しました。フランケンシュタインは、言っては悪いけど研究者としては精神が成熟してなかったんだろうなぁ・・と思ってしまう。ところで、怪物の外見が一般的なそれとはかなり描写が違っていてびっくりしました。現代だったらその手の愛好家の方に受け入れられそうな気もする
読了日:01月17日 著者:メアリ・シェリー
嵐の伝説(2) (少年マガジンコミックス)嵐の伝説(2) (少年マガジンコミックス)
荒川先生の推薦文がノリオチョイスで笑ってしまったw 彼こそが若き日の〜だけでここまで来るとまさに職人芸だなぁ・・。2巻では外伝の割合が多くて、嵐自身についての伝説が少なかったのがちょっと物足りなかったかな。しかし梓カワイイよ梓!伏見の側近の娘も気になってたので再登場してくれて嬉しい
読了日:01月17日 著者:佐藤 将
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん とっておきの嘘 (角川コミックス・エース 317-1)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん とっておきの嘘 (角川コミックス・エース 317-1)
安定したクオリティで第一巻のストーリーをおおまかに(正確には映画版のシナリオで)コミカライズされていて、安心して読めました。初期の入間さんのひねりくれった文章が反映されていないので読みやすく、未読の人はこれで雰囲気つかむのもいいかなあと思ったり。端々の描写が軽くギャグっぽく処理されているのは、物足りない反面新鮮でもありました
読了日:01月17日 著者:佐藤 敦紀
日の名残り (ハヤカワepi文庫)日の名残り (ハヤカワepi文庫)
かつて在った英国の雰囲気を感じさせる、実直なまでに品格をもって勤め上げた一人の執事の物語。もし主人公をダーリントン卿においていたら、もっと殺伐とした歴史サスペンスのようなものになっていたと思うけど、外交を通して変わりゆく国の様を、己の領域から決して逸脱しない執事の目を通すことで、風刺がありつつもどこか温かく、情緒溢れる作品へと昇華されています。慇懃な語り口調をすらすら読ませてくれる訳の妙にも感服。明日も頑張ろうと思える、素敵な物語です
読了日:01月17日 著者:カズオ イシグロ
サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス)サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス)
才能と努力のお話。全一巻というコンパクトな内容ですが、あとがきでもあるように構成についてはしっかり練られていて、ページ相応のボリュームのある内容。「ナンバーワンよりオンリーワン」という言うだけなら簡単な言葉を実感をこめて読ませてくれるストーリーが素敵でした。ラストもさっぱり綺麗でしたが、書き下ろしの後日談も読んでみたかったかもしれない。地味に大好きな作品でした
読了日:01月17日 著者:水上 悟志
戦国妖狐(5) (ブレイドコミックス)戦国妖狐(5) (ブレイドコミックス)
相変わらずテンポ早くて読みやすい。霊力とか可能性とか覚醒とか、もはや使うのを躊躇うようなワードを惜しげもなく使ってるにも関わらず、あんまりくささを感じないのはやっぱり水上さんらしいなぁ。良い意味の中二漫画になってきてるし、面白くなってきた!
読了日:01月17日 著者:水上悟志
フランケン・ふらん 6 (チャンピオンREDコミックス)フランケン・ふらん 6 (チャンピオンREDコミックス)
凶悪な長女・ガブリール出現!新キャラや敵対勢力の登場で、やや何かの流れが作られ始めていますが、エゴやらなんやらを全部飲み込んだ心身改造っぷりは相変わらずグロ面白いです。ゴキブリの話はちょっと箸休め的な感じでいつもと毛色が違って面白かったです。それにしてもヴェロニカはかわいい。あと木々津さんはどんだけセンチネルのことを気に入ってるんだとw
読了日:01月22日 著者:木々津 克久
真マジンガーZERO 4 (チャンピオンREDコミックス)真マジンガーZERO 4 (チャンピオンREDコミックス)
この世界の真実が明かされ、伏線も次々に回収されていく第4巻。アニメでは消化不良に終わった機械獣あしゅら男爵との戦いも激熱く、息をのみながら読み耽ってしまいました。衝撃Z編とリンクした演出や、スーパー永井大戦となりつつある状況も盛り上がり最高潮で、クライマックスを感じさせる展開。ミネルバの旅はこの世界で終焉を迎えるのか否か!
読了日:01月22日 著者:永井 豪,田畑 由秋
はじめてのあく 8 (少年サンデーコミックス)はじめてのあく 8 (少年サンデーコミックス)
伝家の宝刀「今回のあらすじ」が炸裂しはじめる第8巻。今回は基本的に夏を感じさせるエピソードばかりで、キャラクター達もテンション高め。着実に陥落しつつあるキョーコにラストでとんでもない爆弾もしかけられ、単行本派の方にはきついヒキ・・! どうなるラブなコメ模様!
読了日:01月22日 著者:藤木 俊

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