5月読んだ本まとめ。


ジョジョ文庫版読了! ああ…次はSBRだ…。


5月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:6210ページ

The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another dayThe Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day
対The Book。2000年を迎えた冬の杜王町で繰り広げられる、新たなるスタンド使いの物語。さすがに長い時間をかけて試行錯誤を繰り返しただけあって、ジョジョの世界を壊さず、それでいて乙一作品の雰囲気も損なわない、丁寧な作りになっています。盛り込まれた数々の小ネタはもちろん、本編では触れずじまいだった件のあの人にも言及していて嬉しかったり。4部の特徴である、吉良吉影との闘いを彷彿とさせる少しやるせないエンディングも味わい深く読ませて頂きました。ファンの方は読んで損のないノベライズです
読了日:05月05日 著者:乙一
ジョジョの奇妙な冒険 36 (集英社文庫)ジョジョの奇妙な冒険 36 (集英社文庫)
対ノートリアス・B・I・G、対メタリカ。いつか現れるだろうとは思っていた、本体が死んでから本領を発揮するスタンド。闘いの中で、単に一行の目的でしかなかったトリッシュが、仲間の一人として目覚めていく展開が熱い。そしてかの有名なドッピオさんも登場。しかし珍奇な行動ばかりなのによく今までバレなかったもんだな…
読了日:05月05日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 37 (集英社文庫)ジョジョの奇妙な冒険 37 (集英社文庫)
グリーン・デイ&オアシス。結果だけを求めてはいけない、大事なのは真実に向かおうとする意志。さらりと語られる言葉ですが、これが5部の、ひいてはジョジョ全体を通しての大きなテーマになっていると思います。チョコラータとの皮一枚の攻防のすえのフィニッシュは、さすがに爽快感抜群!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!
読了日:05月05日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 38 Part5 黄金の風 9 (集英社文庫―コミック版)ジョジョの奇妙な冒険 38 Part5 黄金の風 9 (集英社文庫―コミック版)
対オアシス、対鎮魂歌(レクイエム)。キーパーソンがまさかのあいつという展開に血のたぎりを隠せない!スタンドのその先という存在、レクイエムをどうすれば攻略することができるのか。そして姿を隠し攻撃を仕掛けるディアボロは何処に? 仲間が倒れ、世界を揺るがす能力に打ちのめされながらも、ジョルノ達は矢の可能性を追う!
読了日:05月05日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 39 Part5 黄金の風 10 (集英社文庫―コミック版)ジョジョの奇妙な冒険 39 Part5 黄金の風 10 (集英社文庫―コミック版)
キング・クリムゾン。鎮魂歌は己の精神の影、では消滅させるにはどうすればいいのか?あの光が一体何なのか、色々考えてみるとまた深い…。運命に選ばれた王を自称するディアボロと、遂に対峙するジョルノ・ジョバァーナ。激しい矢の争奪戦の末に生まれたその先のスタンドによる一瞬の決着は、いつ見ても鳥肌が立つ。運命からは逃れられない、けれどその苦難の道には何か意味があるのかもしれない。アバッキオの死に通ずる、素晴らしいエンディングでした。そして運命の物語は6部へと続く…
読了日:05月05日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 40 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-43)ジョジョの奇妙な冒険 40 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-43)
第6部のスタート。主人公は承太郎の娘で初の女性ですが、開始数ページでマスターベーションを話題に出すなど挑戦的な導入が素晴らしい。恋人に裏切られ、助っ人にも裏切られ、父親とは冷たい関係、そして牢獄に囚われの身、と歴代シリーズの中でも辛い状態で奇妙な冒険に身を投じることになる徐倫。最後の『運命』に纏わる物語は石の海から幕を開ける
読了日:05月18日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 41 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-44)ジョジョの奇妙な冒険 41 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-44)
マンハッタン・トランスファー、対ホワイトスネイク、対ハイウェイ・トゥ・ヘル。無敵と称される承太郎がまさかの事態。父親を失って狼狽するも、『覚悟』を決めた徐倫の持ち前の精神力の高さはやはり父親譲りだなぁ。義理堅いエルメェスもいいキャラしてる
読了日:05月18日 著者:荒木 飛呂彦
ウルトラジャンプ 2011年 06月号 [雑誌]ウルトラジャンプ 2011年 06月号 [雑誌]
今年に入って6部までを読み終え、新たに始まるジョジョを目撃するべく購入。構想の想定外の事象であったにもかかわらず、3.11の大震災を早くもフィクションの中に組み込んであることに、リアルタイムの執筆をしっかと感じられてぞくぞくします
読了日:05月19日 著者:
ジョジョの奇妙な冒険 42 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-45)ジョジョの奇妙な冒険 42 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-45)
フー・ファイターズ、対マリリン・マンソン、対ジャンピン・ジャック・フラッシュ。シリーズの中でも特異な存在であるF・Fですが、仲間になってみると良いキャラしていて楽しい。あと、第三部のダービーや第四部のジャンケン小僧もそうでしたが、直接的な闘いではない「遊び」を緊迫感あるバトルに仕立て上げられるのは荒木先生のすごいところだよなー
読了日:05月23日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 43 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-46)ジョジョの奇妙な冒険 43 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-46)
対ジャンピン・ジャック・フラッシュ、対リンプ・ビズキット。単にこの世の王になろうとしていたかに思われていたDIOが求めていたもう一つの世界『天国』。誰も信用しなかった彼が唯一心を開いた人間であるプッチは、親友の想いを果たすべく刑務所の中を暗躍する。20年前、ひいては100年前のジョナサンから続く血の因縁が関わり始めていて、読んでいてゾクゾクする。スポーツ・マックスのスタンドは、かつての吸血鬼とゾンビの関係にも似ているように感じたのだけど、特に関連性はないみたいで残念
読了日:05月23日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 44 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-47)ジョジョの奇妙な冒険 44 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-47)
対サバイバー、対プラネット・ウェイブス、対ドラゴンズ・ドリーム。DIO自らが最弱と言い切ったスタンドが演出するウルトラセキュリティハウスユニットでの死闘。この劣悪な環境に物怖じすることなく、目的に向かって進み続ける徐倫のタフさが見ていて気持ちいい。地味に規模がでかいプラネット・ウェイブスと、自分からは何もしない中立なドラゴンズ・ドリームは、さりげに6部の中でもかなり好きなスタンドです
読了日:05月23日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 45 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-48)ジョジョの奇妙な冒険 45 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-48)
対ヨーヨーマッ。今までのどのスタンドとも違うヨーヨーマッのキャラはなかなか憎めない。いきなり仲間になって溶け込んでるときはちょっと心踊ったのだけど、まあそうなるよね…謎多きキーパーソン、緑の赤ちゃんも登場し、先がどうなるのかまるでわからない!
読了日:05月23日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 46 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-49)ジョジョの奇妙な冒険 46 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-49)
対????、対ホワイトスネイク、対ジェイル・ハウス・ロック。DIOの骨から生まれたモノをめぐる攻防。緑の赤ちゃんはやがて一人を選び取り、『天国』への道は次の段階へと進み始める。一体『生まれたもの』は何者なのか、ザ・ワールドの先にあるものとは何なのか、14の言葉の意味は。様々なキーが語られることなく物語は進行していきますが、この辺を考察するのも面白いところかもしれません。ミューミューとのバトルの最後のファインプレーは素晴らしかった!
読了日:05月23日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 47 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-50)ジョジョの奇妙な冒険 47 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-50)
ボヘミアン・ラプソディー、対スカイ・ハイ。『天国』の時に向け石の海を後にする神父と、それを追う徐倫達。しかし、彼女らの前にはまたしても血の因縁が立ちふさがり…さすがにかの3人の能力は他のスタンドとは一線を画す謎な能力が多くて、どこから手を着ければいいかわからない厄介さが魅力ですね。しかしゴッホさんのデザインセンス…
読了日:05月23日 著者:荒木 飛呂彦
iKILL (星海社FICTIONS)iKILL (星海社FICTIONS)
謎の殺し屋・小田切明が仕掛ける殺戮遊戯…が当時のコピーでしたっけ。渡辺さんらしい、webの世界を舞台に、人間の欲望やエゴを陰惨な残酷描写と共に赤裸々に描いていきます。ここで語られているweb世界のお話は、今でも現在進行形で起こっているモノもある反面、時間が経って大きく変化しているモノもあるんだろうな。そういうところが影響してるのか、私の中ではちょっと懐かしい雰囲気すら感じられる作品でした。2.0も楽しみ
読了日:05月23日 著者:渡辺 浩弐,ざいん
文庫版  豆腐小僧双六道中ふりだし (角川文庫)文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし (角川文庫)
気づいたらいつの間にかこの世に姿を現していた豆腐小僧。自分が沸いた意味も、妖怪の存在意義も何一つわからない彼は、答えを求めて行く当てのない旅に出る! 妖怪を民俗学的な角度から論説しつつ、登場する妖怪がすべてそのことを自覚している、という一風変わった世界観の妖怪小説。この世の理屈を知らなかった人間達によって好き勝手に生み出されては消えていく妖怪達は、さばさばしていてどこかもの悲しい。ラストの大団円っぷりが良い小説読んだ!って心から思える素晴らしいモノでした。講談調の語り口も面白く、するする読める作品です
読了日:05月23日 著者:京極 夏彦
岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス)岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス)
ルーブル美術館に人知れず所蔵されているという『この世で最も黒い絵』を求め、岸辺露伴仏蘭西へ向かう…。今までの動かないシリーズと比べるとかなりボリュームのある内容で、露伴の過去エピソードや、仗助達がちらっと登場など、四部好きには嬉しい作品。設定が以前とは食い違うところを見ると、パラレル、あるいは六部以降の世界なのかもしれません。インタビューでも話題にされていましたが、普段とは違う暗めの色合いがもの悲しいストーリーにも合っていて良かった
読了日:05月25日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 48 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫―コミック版 (あ41-51))ジョジョの奇妙な冒険 48 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫―コミック版 (あ41-51))
対アンダー・ワールド、対ヘビー・ウェザー。地面に起こったかつての出来事を再現できるという、出来ないことはおそらくないある意味無敵のような能力。DIOの息子達の能力は桁違いにスケールが大きくて面白いな。ウェザー・リポートの過去、ひいては神父の過去と壮大な目的へのキッカケのエピソードはやはりやるせない…
読了日:05月26日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 49 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-52)ジョジョの奇妙な冒険 49 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-52)
対ヘビー・ウェザー、対C-MOON。謎な能力であったヘビー・ウェザーの秘密が遂に語られますが、元になっている理論が実は疑わしい説なだけに根拠が薄いのがちょっと残念。かつてマックイイーンに「自分を『悪』だと気づいていない『邪悪』」と言い切ったプッチ神父が、「自分を『悪』だと気づいていない最もドス黒い『悪』」と言い放たれる対比はなかなか面白い。様々な人間達を新月の時へと押し上げる運命は、最後には何を選び取るのか!
読了日:05月26日 著者:荒木 飛呂彦
ジョジョの奇妙な冒険 50 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-53)ジョジョの奇妙な冒険 50 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 あ 41-53)
メイド・イン・ヘヴン。遂に現れるDIOが追い求めた最大のスタンド。圧倒的な力を見せつけるプッチ神父は、遂に全ての生き物を巻き込む『天国』の境地に到達し…! 文句なしに最大規模の能力を操るスタンド、それによって作られる『天国』の世界。プッチ神父の理念は一概に悪とは断定できないスケールの大きさで、一瞬最後の彼の決断は正しかったのかどうか見誤ってしまいそうですが、そんなことは関係なく運命は結末を選び取りました。判断は読者一人一人にゆだねられるところですが、でも誰かを犠牲にする幸福が、あっていいはずがないよね
読了日:05月26日 著者:荒木 飛呂彦
はつきあい(2)(完) (ガンガンコミックスJOKER)はつきあい(2)(完) (ガンガンコミックスJOKER)
もうおしまいなのか…はじめてのおつきあいばかりを可愛くまとめた恋愛短編集。前巻からの続きモノである無期限彼女がこの中ではダントツでいいなー。この二人の話はまだまだ読んでみたかった。あと、一目惚れもいいけど、普段仲良かった二人がちょっとしたことで意識し合うっては最高だね!
読了日:05月26日 著者:カザマ アヤミ

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