週刊少年ジャンプ17号

バクマン。

良い流れ、だった、みたい…ですね。
普通に少年漫画として読めばライバルとのバトルで熱い展開なのかもしれないけれど、一度うがった見方をしてしまうとそうとしか見れなくなる。
恐ろしいほど、彼らの会話の中に、読者への意識がない、ということに。
良くも悪くも、ジャンプ的というか、票数が作品継続の要となるシステムが、お話の軸になっているんですよね、当たり前ですけども。
新妻エイジに勝つことも、ジャンプで一番になることも、アニメ化することも、それを達成できればかっこいいし熱いし、お話としては面白くなるでしょうが…そうしないと盛り上がらないでしょうが…何か違う気がする…。
漫画は読者が読むために描かれるものです。
才能を見せるために、アニメにするために、新妻エイジに勝つために描くものじゃない。それはあくまで二の次。
と、思うんですけど…違うのかな…理想論すぎるのだろうか…なんだか不安定になってきた…。
最初の頃は、二人とも読者の感想を読んで泣いてたりしてたよね…? それが今では楽しんでる読者の声を無視して、一個人に勝ちたいために連載を強制終了させようとしている…今のところ読者に対する謝罪の感情も何もないけど、次に描くものが確実に面白いからそれで挽回と思っているのだろうか。面白いかどうか決めるのは読者だぜ? 
これは大場さんの独自の漫画観なのか、はたまたジャンプの作家たちはみんなこんな感じなのか。あーもう、なんかよくわからなくなってきました。

ワンピース

ここから更に盛り上げる気かよ尾田ちゃん!!! 正義と悪、どちらにもつかないコビーの言葉は甘いのかも知れないけど、その甘い言葉をこの戦乱の中で心から絶叫できることは力だと思う。事実、力になりましたし。

めだかボックス

めだかは確実に主人公から外れていってるな…桁外れすぎて、それを扱う人間達の物語になっていってるというか、まぁこれは結構前からそんな感じでしたけど。しかしまさかさっきまで戦ってた連中まで来るとは。ご都合主義も勿論感じてしまったけど、ラスゴマの大見得には痺れました。

詭弁派、四ツ谷先輩の怪談。

うっかり先週読み忘れていて地味にショック。しかし先輩の語り口と演出はたまらない。関係ないけど、第一話でお詫びが出たらしいですね。三本足のリカちゃんについて。有名な都市伝説ではあるのですが、こんな風に表に物語として登場させると、それ相応の反響というのはあるものなんですね。