週刊少年ジャンプ15号

ワンピース

黒ひげの更なる企みも成功。このことに白ひげが気づいていたら、仁王立ちしたまま死ぬなんてことは絶対にしなかっただろうに…。しかし、黒ひげの異形の身体とはいったい何なんだろうか。常人の数倍生きているという話らしいけど、悪魔の実や覇気とは全然違う、物語に登場したことのない概念なんだろうか…。

SKET DANCE

まさかの新メンバー。フクロウって可愛いですよね。いつかは飼ってみたい動物NO.2です(NO.1は無論ぬこ)。
しかし、ラスゴマのスイッチの顔に吹いたw

めだかボックス

さすがにコピーってわけじゃないか…。いつもながら西尾さん特有のこのエスカレート理論は何度見ても面白い。しかし、鯨に鮪か…まさか最後は二人がフラスコ計画の保護観察対象となって、俗世から隔てられる、なんてオチじゃないよね?w
あ、くじ姉だ、が何度読んでも笑う。

トリコ

熱すぎて激しすぎて面白すぎて口から脳汁が出てきそう。

詭弁学派、四谷先輩の怪談。

連載三回目。四谷先輩のキャラクタや物語の構造に、ちょっと在りし日のネウロの影を見る。
いやしかし、犯人を追いつめるための武器が、どこまでも演出で、詭弁で、ファンタジーな要素がまったく入っていないのが面白い。このままの構造で連載を続けるのはちょっと苦しいところもあるかもしれませんが、できればバトル的展開が入ることはなく、どこまでも詭弁だけで四谷先輩には頑張って欲しいところ。
ちょっと惜しいところと言えば、登場する犯人が単なる変態で、ネウロのようにキャラが立ってるかつ、愛せる存在ではないことかな…。何かもうひとつ、目に付く要素があるといいんだけど、お話のバランスを壊してしまいそうだし…難しいところ。

ピューと吹く!ジャガー

敵の能力の名前がかっこよすぎるだろJK…『モビー・ディック』って! 能力の演出もそうだったけど、ブギーポップに出てきそうだ!

バクマン。

今週の話は、正直どうかと思った。
タント連載決定に至るまで、編集さんの強い推しがあったのは確かだけど、サイコーだってシュージンだって、特に文句もなくこれで勝負しようと思っていたわけじゃないですか。それを今更、やめたいだなんて…。勿論、人間だから今の作品が面白くない、やりたくない、と「考える」のは自由でしょう。でもやめたい、というはっきりした言葉を、しかも関係者ではないとは言え、他の人に「話す」なんて絶対にやっちゃいけなかったと思う。
ライバル意識を持つのは悪いことじゃない。競い合ってこそ、良いモノも生まれるのは世の理です。
でもそれだって、二次的なモノで、プロになったんならそれだけを優先するわけにはいかない。新妻エイジは天才で、漫画を見る眼も確かかも知れないけれど、それでもタダの読者として見れば、千人、万人の中のたったひとつの意見です。絶好調とは言えないものの、それ相応の人気が出て、楽しみにしている読者が数多くいる中、たったひとつの意見に振り回されて「やめたい」という言葉を口走ってしまうことの重さが、わかっているのか?
タントは確か、小学生にも人気が出てきているらしいですね。それくらいの年頃の子だったら、読んだ作品が人格の形成に大きく関わってくることもあるでしょう。マイナー誌だったり、同人での発表だったら、もう少し気を抜いて作品を作ってもいいかもしれませんが、彼らは大勢の人々が読むジャンプを戦場に決め、子供達をターゲットに、と明確に定めて、しかも幼くても視覚的に伝わりやすい創作作品である、漫画を執筆しているのです。
大勢の読者に読まれ、それだけの読者の人生に影響を与える作品を作る、ということの責任の重さが、わかっているのか?
まぁ…それだけならまだいいでしょう。小豆に話してしまったとはいえ、彼女が別の人に喋るわけもないし、単純にサイコーの心持ちだけの問題。作品を読んでいるだけの人たちに、その真意が伝わることはありません。
でも、あろうことか彼は、相棒であるシュージンの結婚式で、恩師である服部さんの態度を前に、激昂してしまう。そして、その片鱗を見せてしまう。
自分の中だけで、自分の甘えで、完結していれば、誰に迷惑がかかることもなかったのに。
若い、という言葉では済まされない。
小説を書き、絵を描き、乱雑ながら物語を作ろうとしている自分にとって、
仮に、サイコーが、実在したとしたら、
創作者としても、人間としても、
決して尊敬はできないな、と思いました。