『末代まで！LAP1 うらめしやガールズ』 猫砂一平

末代まで! LAP1 うらめしやガールズ (角川スニーカー文庫)

本当の“幽霊部員”が見えてしまったために俺は、末代まで祟られるハメになった―。幽霊たちの祟りの罠にはまり“心霊研”に入部することになった俺は、超スピードで疾走する“老婆走”の騎手に。パートナーは幽霊のお岩。気持ちが合わなくてはレースには勝てない!?決死の特訓、意外なライバル、幽霊と妖怪たちの怪しいレースを切り抜けろ!恋とババアのデッドヒート、スタート!第12回学園小説大賞“大賞”受賞。

こんなヘンテコなネタ思いついたから勢いで書いちゃったぜ！という感じの作品。最初から最後まで圧と勢いに満ちていて、一気に読ませて頂きました。少々勢いが過ぎて、説明不足なカオスってる場面も多々あったけれど。肝心のレースはまだ慣らしの段階で、本格的なモノは先になりそう。はやくババアを乗りこなす三号の雄志が見てみたい。イラストも上手いなぁ。でも一枚絵に描き込み不足を感じたのは、やっぱし漫画畑の人だからかな