ビッグコミックスペリオール9号

西原理恵子の「人生画力対決

「漫画は画力」なんて主張がナンセンスなのは、ちょっと漫画好きな人なら誰でも分かること。もちろん、画力があるに越したことはないのですが、要は漫画なんて面白けりゃいいわけで。ビジュアル、ストーリー、キャラクタ、すべてが噛み合うことで、何十年も読者を惹きつけ続けている作品はごまんと存在します。
んじゃーさー、だからこそ、ストーリーとかキャラクタとかキャリアとか、そういうのは一切合切もうナシにしてさ、純粋に画力だけで、西原理恵子とお絵かき対決してみませんか?というのがこの新連載。
第一回は彼女の旧知の仲である、しりあがり寿氏とのバトルでしたが、勿論サイバラがこの程度の相手で満足するわけはなく。漫画の後半では、そーゆー話は禁句な感じになっている、数々の大御所さん方を堂々のご指名。果たして次回からどんな相手が対決に応じてくれるのか。ていうか反応さえしてくれるか怪しいところですが…あの人のこんな絵が見れる、という単純な興味もあり、今後のバトルが楽しみでなりません。
…ところで、ちょっと気になったこと。しりあがりさんとのお絵かき内容、手塚治虫文化賞の企画のときの使い回しのような気がするんですケド…。