ガリレオ 第6章 夢想る

やや辛口。ちょっぴりすぱいしー、です。

・サブタイが物理現象でないだけに、OPのアニメーションをどうするのかなぁ、と思っていたのですが、なるほど。作中の事象をそのまま演出に取り込んだわけですね。
・『少女との出会いを予知していた』という謎が実に楽しみで、どんなトリックなのかドキドキしていたのですが、実際に種明かしされてみると、あれ…こんなもん?と少し拍子抜け。内海刑事が、自分が「モリサキレミ」と呼ばれていたことを覚えていないのはまだ許せるとして、ハチのお母さんが「モリサキレミ」の正体を知らないことはちょっと強引なような気も…。普通に子供と接していたら「薫ちゃん」=「モリサキレミ」なのね、ぐらい見当がつきそうなものだけどなぁ。画家の先生とも交友はあったみたいだし。うーん、鈍い性格のお母さんだったのだろうか?
・水面に文字が浮かぶトリックは「おーこれよく思いついたなぁ」とかなり感心したのですが、同時に礼美の母親が何でそんな凝った演出をしなければいけなかったかがいまいちわからない。自分が呼んだ証拠を残さないため、かな。それにしたってもう少し簡単な方法があるような。それに、あの占い屋になんであっさり侵入できたのか。そんなに適当な管理をされてるのか、あそこは。
・閉じ込められたときの湯川の話が非常に心に残った。ドラマや小説などで『学者はたいてい人嫌い』という設定が多い中、湯川の話はリアルで実に印象的でした。少し学者の方々への見方が変わった気がします。
・そして、この話でようやくEDテーマを担当しているのが、柴崎コウ福山雅治ということに気づいた。


全体的に、少し強引かな?とも思わせる話でした。
原作ではどんな演出をしているのか、これから読んでみる事にします。