あれは何のフラグだったのだろう…。

散歩途中。
俺は信号が青になるのを待っていた。
ぼんやり、とポケットに手をつっこみながら突っ立っていると。
「どこか痛いところはありませんか?」
と、突然訊かれた。
振り向くと、赤いベストを来たおばちゃんがニコニコと立っている。
ふつーに、買い物帰りとかで見かけそうな、ごくごく普通のおばちゃんだ。
なんとなく身の危険を感じたので*1「いえ特に…」と対して面白くもない返事をすると、おばちゃんは「そうですかー」と言い残し、歩道をてくてくと歩いていった。
あれは何だったのだろう…。と思いながら信号が変わるのを更に待ち続けるうち、はっと気づいた。
そういえば今俺、筋肉痛だったんだ、と。
実は先日、何を血迷ったか20キロは先にある古本屋に徒歩で向かうという無謀な挑戦を試みたのだった。で、帰り着く頃には、案の定全身筋肉痛になった*2。それから数日たって、今は痛みもそこそこ引き、手首や膝あたりにわずかに筋肉痛が残っているだけだったのだけど…。
痛がるそぶりもしなかったのに、なんであのおばちゃんは俺が筋肉痛であることを見抜いたのか。
で、何が目的で声をかけてきたのか。
答えは出ないまま、タイトル文の疑問が残るだけなのでありました。
オチはないよ。

*1:Gen9は相当な臆病者です。子供の頃木の枝を折ってしまったとき、「このままだとこの木が怒って夜中僕に復讐してくる!」とマジで怯えて、とっさに近くの地面に穴を一生懸命掘って、そこに折れた枝を植えて根が張るようにしてから全速力で家に帰った覚えがあります。

*2:バカですね