自分の中での2ちゃん。
Gen9は2ちゃんに今までほとんど出入りしたことがなく、どうもカオスな空間らしいなーという程度の認識しかありませんでした。
しかし、最近ネタなべさんのところを訪れるうち、2ちゃんの空気を少しだけですが体験する機会に恵まれました。
誰かが勝手にスレを立てて。
そこにのんべりだらりと出入りして。
テーマに沿ったことを喋ったり、ほめたりけなしたり。
そんな風に進行していくさまを見て。
悟りました。
ああ、これは。
発作的座談会*1とそっくりだなぁ、と。
人数が無制限、お互いに顔を合わせない、などかなり違いもありますが、どうでもいいようなテーマを最初に定めて、それに沿ったり離れたりしながら文章だけでずーっと会話を続けていく様はまさしく発作的座談会そのもの。
少しばかり*2、本家より混沌としていますが。
あーなんか長年のわだかまりが氷解した気分。
なんだろうねこの感覚は。
とりあえず満足です。
- 作者: 沢野ひとし
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 1997/12
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
*1:知らない人のために解説。「発作的座談会」とは、作家の椎名誠、本読みの目黒孝二(北上次郎のほうが有名かな)、弁護士の木村晋介、イラストレータの沢野ひとし。親友同士でもあるこの4人が適当にテーマを定めて、それに沿ってしごくどうでもいい話をくっちゃべるという本の雑誌社の企画。そもそも、4人が居酒屋で呑んでいるときに誰ともなしに話していたヨタ話が発端なので、話されるテーマも「寝る前に読む本は何か?」「電話ってどういう仕組みなんだ?」とか、「ブスとデブはどっちがえらいんだ?」みたいな本当に、本当にどうでもいい話がほとんどです。毒にも薬にもならないというお手本のような企画ですが、これがくだらなくてかなり笑えます。現在「発作的座談会」「いろはかるたの真実」「超能力株式会社の未来」のシリーズ、そして番外編として、沢野画伯のウマヘタな絵と字を肴に喋り倒した「沢野絵の謎」「沢野字の謎」の計5冊が刊行されています。馬鹿すぎて面白すぎるので手にとって見てはいかがでしょう?たぶん読んだら、Gen9の結論に少しは納得がいくことと思います。…あーまた読みたくなってきたなぁ。親父の書斎から拝借するか。※長文ゴメン
*2:いやかなりか?