MUSIC+ILUST+NOVEL or COMIC

カバーにプロの漫画家やイラストレーターを起用しているCDがあるじゃないですか。
ケツメイシに「BOYS BEE…」の玉越博之とか、ザ・クロマニョンズに西原理恵子とか
歌手自身を正面に持ってきたり、イメージ写真を編集したりしているものも、もちろんあります。
ですが、この手のものより、前述のイラストカバーCDの方が話題性はありますし、なによりそのアーティスト自体には興味のない人にも手にとってもらえるというメリットがあります。
これってライトノベルの商戦に似てないでしょうか?
まず、表紙と口絵のイラストで興味を持ってもらう。
そもそも、アニメ絵のついているラノベという小説ジャンルができたのは、

1.内容よりジャケット重視で買う。
        ↓ 
2.挿絵がついてるのがいい。
        ↓
3.かわいい挿絵がついているのがいい!

という流れが読者にあったからだと思うんですよ。
CDは今現在、確実に2.の段階まできています。
これは、そのうち、
イラストレーターとコラボしているのが前提のCDレーベルができるのではないでしょうか?
新人のミュージシャンがイラストレーターとタッグを組んで作品を発表するという。
いうなれば、ライト・ミュージックといったところか。
最初はもちろんジャケ買いする人が主だと思いますが、そのうちラノベと同じようにミュージシャン自体を気に入って購入する人も出てくることでしょう。


あるいは、更にメディアミックスを進めて、最初から小説や漫画作品のテーマソングとして曲を発表するというのはどうでしょう。
アニメ化を待たず。
例えば、魔人探偵脳噛ネウロなら、ALI PROJECTの「人生美味礼賛」とか。
一定クールごとにやっぱり曲変えたりして。
「あー、9巻からネウロのテーマソングアリプロなんだー。チェックしに行かなきゃなー」って感じですよ。
事実、漫画家の西島大介氏は、「DJまほうつかい」という名義で、自身の作品のサウンドトラックを製作したりしています。
これはかなり先見的な活動と言えるのではないでしょうか。
ネット公開のケータイ小説とかだとこーゆーことはやりやすいかも。