『夢をかなえるゾウ』 水野敬也

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

母に勧められて読んだ本。
正直、彼女が強要してくる本はこの手のモノばかりなので、ほとほと嫌気がさしていたのだけど、意外にもするする読めてしまった。説得力も何もないぐうたらな神様・ガネーシャと主人公の掛け合いが読み物としても普通に面白かったのだ。
成功本としても良くできていて「成功本を読む→やる気になる→それっきり」という成功本でありがちなパターンについても言及し、カバーしているところがしっかりしていると思いました。ベストセラーになるわけだわなぁ。
なにやらドラマ化が決定したらしいですが、基本むさいゾウとさえない男の会話で構成されてるだけにあまり映像に映えそうにないのだけど…。まぁそこは色気のある要素を差し込んだり、色々アレンジを加えてくるのでしょう。
ちなみに、これを読んだあと母に「靴磨きしてくれば?」と言ったところ「えーやだ」の一言で返されてしまいました。…彼女も自己啓発本ばかり読んでる割に、人に勧めるばかりでちっとも自分に反映させようとしないなぁ。江原さんも大好きな癖に、彼が言うことをちっとも実行しないし…大体(以下延々と愚痴)。