2008年4月読んだ本まとめ。

小説&エッセイ

著者 タイトル
葵せきな 生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2※ ☆☆☆☆
有川浩 別冊・図書館戦争1※ ☆☆☆☆
入間人間 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん4 絆の支柱は欲望 ☆☆☆☆
佐藤友哉 水没ピアノ 鏡創士が引き戻す犯罪※ ☆☆☆☆☆
清涼院流水 彩紋家事件ファースト 奇術が来りて笛を吹く ☆☆☆☆
清涼院流水 彩紋家事件セカンド 白と夜 ☆☆☆☆
田中ロミオ 人類は衰退しました3 ☆☆☆☆
舞城王太郎 SPEEDBOY! ☆☆☆
汀こるもの パラダイス・クローズド THANATOS ☆☆☆☆
ゆずはらとしゆき 十八時の音楽浴 漆黒のアネット ☆☆☆☆
わかつきひかる AKUMAで少女 〜憑かれてぽよん〜※ ☆☆☆
荒俣宏 アラマタ図像館1 怪物編 ☆☆☆
荒俣宏 アラマタ図像館3 海底編 ☆☆☆
爆笑問題 爆笑問題の日本史言論 ☆☆☆
爆笑問題 爆笑問題の日本史言論 偉人編 ☆☆☆
浜村弘一 ゲームばっかりしてなさい 12歳の息子を育ててくれたゲームたち ☆☆☆☆
TBS ネプ理科実験室 読んで発見!笑って身につく先端科学 ☆☆
講談社BOX パンドラvol.1 SIDE-B ☆☆☆☆☆


ようやく読了数が例年並みのペースに。まぁそれでもエッセイとか入れてますから、贔屓目に見ての数かもしれませんが。
今月は良作が多い割りに、一発飛びぬけた作品に出会うことが出来ませんでした。残念。

今月特に良かったのは

水没ピアノ、十八時の音楽浴、別冊・図書館戦争、ですかね。


水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪 (講談社文庫)

水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪 (講談社文庫)

やっぱり私的ナンバーワン佐藤作品!中学生のとき呼んで感動した思い出がふつふつと湧き上がってきました。


十八時の音楽浴―漆黒のアネット (ガガガ文庫)

十八時の音楽浴―漆黒のアネット (ガガガ文庫)

まぁ原作ファンの方は色々言いたいこともあると思うんですけど、普通に面白い作品になっていたと思います。空想科学小説好きはゼヒ。


別冊 図書館戦争〈1〉

別冊 図書館戦争〈1〉

とにかく甘甘です。アクションが控えめになった分やりたい放題です。糖尿病を疑似体験できること請け合いです。


あと、今月はエッセイ系が多かったので、一言ずつ感想。


アラマタ図像館…これは一家に一冊ほしい。情報が少なかった昔に、現代人以上の奇想を思いつきやがる先人たちに脱帽です。


爆笑問題の日本史言論…さくさく読み終えられる一冊。ダ・ヴィンチ掲載時から読んでいたけど、やっぱり源氏3兄弟のくだりは今でも笑うw …それでやっぱり思うのは、太田はめちゃめちゃ頭がいい人なんだなってこと。今、TV Bros.のコラムをまとめた『爆笑問題集』っていうのを読んでるんですが、10年間、毎週毎週一回も休まず、あれだけ豊富なテーマで文章書ける人なんてそういない。しかも全部面白いという。…爆笑問題の本、ちょっと読み漁ってみるか。


ゲームばっかりしてなさいエンターブレインの社長・浜村弘一さんのコラムをまとめた一冊。小さい頃からゲームと触れ合いながら成長してきた息子さんのエピソードを中心に、ゲームについて思うことを読みやすく真摯に綴っておられます。この方は『ゲーム脳』の説に早くから興味を示していて、発表されてすぐ提唱者の森氏の元へ赴き、話を訊いたりしています。矛盾が多いにも関わらず、今なおマスコミにいいように解釈され少年犯罪の理由付けに使われている『ゲーム脳』。ニュースでそんな報道を見ていたとき、浜村さんの息子さんが呟いたという一言が忘れられません。
「お父さん…僕、大丈夫だよね?」
ゲームが悪という風潮は、いつになったら根絶されるんでしょうか。


ネプ理科実験室…TBSで放映されていた番組を書籍化したもの。以前立ち読みしたことがあり、面白かったので手に取ったのですが…。めぼしいところは立ち読みの時点で読み終わってたみたいで、あまり楽しめず。やっぱり映像には勝てないし。番組を見ておくべきだったなぁ。

漫画

なんと今月はネウロ16巻しか読んでいません。まさか漫画をほとんど読まなかった月ができるなんて…。前代未聞です。
読もうと思いつつも、今月は見送ったものもちらほらあります。いつかは読みたいものです。


パンドラvol.1 SIDE-B

著者 タイトル
泉和良 エレGY ☆☆☆☆
西尾維新 真庭語 初代真庭蝙蝠 ☆☆☆
吉田アミ 雪ちゃんの言うことは、絶対※ ☆☆☆
渡辺浩弐 吐田君に言わせるとこの世界は※ ☆☆☆☆


エッセイ以外のタイトルには、いつもどおり感想リンクを貼っていますが、まだ感想書いてのも何冊かあります(※付きのヤツ)。なるべく早くに書きますです…。