映画「ユメ十夜」

夏目漱石の「夢十夜」の一編一編を、各監督が独自の映像に昇華させたオムニバス映画。
元が難解な小説なだけあって、かなり抽象的な作品ばかりでした。ようするに、むつかしかった。
が、その中でも、特に印象に残ったモノをご紹介。

第三夜  監督・清水崇

ストレートに怖い作品。映像で直接恐怖を見せ付ける感じ。
ラストの夏目漱石がお茶目だったw

第六夜  監督・松尾スズキ

盛大に笑った。他の作品はワケわかんなくて、不安になるものばかりだったけど、これはかなり楽しかった。2ちゃん文化を融合させるとか発想がすごい。
最後のオチもナイスすぎる。松尾さん、マジ天才。

第七夜  監督・天野喜考・河原真明

とにかく美しいアニメーション。
ストーリーもやっぱり難解だけど、幻想的な映像とよく合ってた。このアレンジは素晴らしい!原作知らんけど。


さて、原作小説も読んでみるか…。

ユメ十夜 [DVD]

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夢十夜 他二篇 (岩波文庫)

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