アニメ魔人探偵脳噛ネウロ 第九話 締【しめ】
先週と打って変わって今回はかなり面白かった。
原作のストーリーをほぼ忠実に再現してくれたのが嬉しすぎる。
・全体的に面白みに欠けたオリジナルストーリーの前回に比べ、今回は原作のアヤ編を忠実になぞっていて、実に安心して観る事が出来ました。30分でムリに全てをまとめようとせず、ストーカー撃退まで進ませ、前後編にわけてきちんとやってくれたのがとても嬉しい。ヒステリア編もこれぐらい時間をかけてやってくれたら文句はなかったんだけどなぁ。
・加賀美セイラさんのEDがアヤの歌として扱われていることに対しては色々と意見が挙がっているようですが、Gen9としては別段文句は無いです。アヤの歌はなんとなく超音波的な高音をイメージしていたので、テノールな感じの歌、そして高山みなみさんの声には若干違和感を覚えなかったことも無いですが、割とすぐに慣れました。ただ、肝心の加賀美セイラさんがどう思っているかは少し気になるところです。自己嫌悪とかしてらっしゃらないでしょうか…。
・原作でのヤコは
父親の死を吹っ切っている＝アヤの歌に反応しない周りの人に恵まれている女の子
でしたが、アニメでは
父親の死がいまだ未解決＝アヤの歌を聴いて涙を流す『ひとりきり』としか思えない女の子
というキャラクタ付けになっているようです。表面上はヤコはほとんど原作と変わりが無いんですが、今回の話で心の内はかなり違いがあることに気づかされました。おそらく、ヤコが『ひとりきり』でなくなるまで、つまり父親の死を吹っ切れるまでをアニメでは追いかけるのでしょう。このことから、アヤは原作以上に物語のキーパーソンとなることが考えられます。
・ストーカーが原作より更にサイコになっていたのは実に良かったなぁ。前回の刑事犯人は豹変が小ぶりだったので、豹変こそしていないものの、彼はかなり存在感がありました。失禁描写については意見が分かれそうな予感がしますが、Gen9は熱烈なサイコストーカーとしては自然な描写だと思うし、別にいいんじゃないかな、と思います*1。
さて、これで後編をきちんと原作どおりなぞってくれれば問題は無いんですけど…。マネージャーが犯人になったりとかいらないオリジナルを利かせてくれなければいいけどなぁ（不安）。
ところで、最後のオマケの面白さがいまいちわからないんですが。文字も小さすぎてよく判別できなかったし。誰か勘の鈍い自分にあのオマケの真意を教えてください*2
