『とらドラ9!』 竹宮ゆゆこ

とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)

とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)

わかってもらいたくない。誰にも言わない。悟られたくない。だって悟られてしまったら、それを聞いた奴が、
──自分のことを想う奴が、なにかしようとしてしまう。

修学旅行から一週間。『彼女』の本当の気持ちを知ってしまった竜児は、何も手に着かないままに日常を過ごしていた。そして当の本人は、吹雪の中の意識混濁のためか、自分が口にしてしまったことをまったく覚えていなかった。そんな『彼女』を前にして、竜児は態度を決めかねてしまうが…。
そしてやってくる、『将来』という名の頭を悩ませる巨大な塊。母親・泰子と進路のことで対立する一方、今まで見えていなかった周囲の思惑もが語られはじめ、竜児の心は次第に摩滅されていく。重くのしかかる様々な塊を前にし、虎と竜が取る選択は−。


燃え尽きた…。
前巻の衝撃がまだ響いてて読むの怖い→一月放置→読んでさらなる衝撃を受ける→最初へ戻る、というサイクルをここんとこ繰り返してるような気がする自分ですが、またしてもその周期運動の中に身を投じてしまいそうです…。
というわけで、とらどら9!です。
これ、本当にラブコメだよね…?


全開、登場人物達の『ハリネズミのジレンマ』っぷりに、痛い苦いと書いてた自分ですが、もういよいよそんな表現じゃすまされなくなってきてる気がします。
なんでこんなことになってしまうのか。
まだまだ子供な彼らが、こんな傷つけ合いの死闘を演じなければならないのか。
切ないとか苦しいとか痛いとか辛いとか悲しいとか仕方ないとか。
色んな感情を切り貼りして、この混ざりくねった混沌とした『モノ』を表現しようと思うのですが、駄目です駄目駄目です。
つーかもう、たけゆゆ何者だよこの野郎……あとがきのテンションの高さも今回ばかりは全然頭に入らなかったよ…。


とりあえず、もう今までのように「四の五の言わずに読め!」とはもう叫べないかなーと思いました。
…もう『とらドラ!』に関しては、一方的に語るんではなく、誰かと語り合いたいという気持ちが強いです。
神懸かってる。それだけは間違いないです。
…ごめんなさい、今回は本当意識がぐっちゃぐっちゃになってしまって、まともに書けそうにないです。わけわかんないことだらだら垂れ流す前に、ここらで筆を止めたいと思います。ほんと、ごめんなさい。
くっそ、次巻はまだかあぁぁぁぁあ!!!!