ジャンプスクエア12月号

一周年おめでとうございます。というか、まだ一年しか経ってないのか…もっと長く続いてる気がしてたんだけど。

幻覚ピカソ

古屋兎丸さんの連載作品。ここまで追いかけてるのですが、やっぱ面白い。
絵を描いて、そこから心理を紐解いていくという推理要素がたまりません。
古屋さんは青年漫画系の人だと思うんですけど、ちゃんと少年漫画してるのも凄いなーと思います。
しかしピカソは回を重ねるごとに可愛そうな評価を頂戴するね…。

ペルソナント

ダブルアーツ』の古味直志先生の読み切り。仮面を付けることで平等な世界を築いた、近未来の人類のお話。
素顔を晒すのがめちゃめちゃ恥ずかしいことで、猥褻物陳列罪に値するという世界観が面白かったです。古味さんの描く漫画は、瑞々しさがあるというか、ベテランでは描けない爽快感があって大好き。
欲を言えば、『ペルソナント』があることで、具体的にどのように人類は豊かに平和になったのか、素顔を晒すことがどんだけ恥ずかしいのか、そこをもっとページ割いて描いて欲しかったかな。ヒロインの人も、割とすぐに素顔に順応してたし。いやでも読み切りだから、あんまりやりすぎるとテンポ悪くなるかな…難しいや。
あと、本当に『ペルソナント』を解放することが人類の平和に繋がるのかどうか、反対の立場からの主張もあるとなお良かったかな〜とか思いました。ひねくれ男の個人的な好みですけど…。

ジャンプ SQ. (スクエア) 2008年 12月号 [雑誌]

ジャンプ SQ. (スクエア) 2008年 12月号 [雑誌]