週刊少年ジャンプ30号

魔人探偵脳噛ネウロ

今回の吾代の発言は実に興味深いです。
もし「新しい血族」なんてものが存在しないとしたら?
シックスが語った「100人ほどの一族」の存在が、でまかせだったとしたら?
よくよく考えると、色々おかしいんですよね。
人類を皆殺しにするなんて、考えてみればもっと長期プランで遂行すべき、大それた計画のはずです。
それなのに、幹部に位置する『五本指』たちは、たかだが数年ほど前だかに突如召集されています。
更に、彼らは自分たちがそんな存在であることをカケラも知りませんでした。ジェニュインは以前からシックスに付き添っていたようですが…。千年も前から遡れるほど、一族の系譜がはっきりしている「新しい血族」なのに、その子孫である彼らは何故そんなにも結束が薄かったのでしょうか?


確かに全員が全員、強力な力を持っています。水流を見極めるものしかり、地盤を見抜くものしかり、植物を操るものしかり。
けれどそれは、能力と呼べるものではなく、各々の絶大な天才性に起因するものに思えます。
彼らはそれぞれ、その天才性こそが先祖から脈々と受け継がれるものだと語っていましたが、そもそも彼らはそんなこと知らなかったわけで、すべてはシックスからの受け売りのはずです*1。更に今までの3人は、人間離れした体力を持っていましたが、それもXの強化細胞や、植物によるドーピングなど、生まれ持ったものではありません。


シックスは確かに、人間離れした力を持つ『絶対悪』かもしれません。
けれど、他の一族と呼ばれている人たちは、彼のカリスマ性に惹かれて集まってるわけで。
ひょっとしたら、彼らも秀でた天才性を持つ(ネウロが言うところの人間の可能性を突き詰めた)「だけ」の、『絶対悪』でもなんでもないただの人間だったとしたら…?
また、思えばDR・テラ・ヴァイジャヤは、それぞれ歪んではいるもの確固とした理由に基づいて殺戮をしています。シックスのような「そういうのが好き」という、生まれ持った性質に基づいて殺戮をしている者は一人もいないのです。


更にこう考えると、葛西の状況を一歩引いたところから眺めてるような言動にも、なんとなく理由が見えてきます。彼は「新しい血族」なる存在がまやかしであることに、薄々勘付いているのではないでしょうか?今までの流れを思い返すと、彼、自分が血族であると自称したこともないし、『五本指』に加わっているのも、純粋にシックスの悪のカリスマ性に惹かれているだけで、他のメンバーのような「自分は人間じゃない」うんたらかんたら〜な、深い動機がない感じなんですよね。彼はとっくにそのことに気がついておきながら、それでも今のところは従順に彼の計画に参加しているのではないでしょうか。


まぁ、あくまで妄想に過ぎないので責任は負いかねますが…(苦笑)。冗談半分に、聞き流しておいてください。とにもかくにも、これからの展開が楽しみです。

ワンピース

おお、共同戦線ですか!!すぐにその場の海賊らと喧嘩をおっぱじめると思ってただけに、この展開はアツいです。実力が未知数の敵と共闘するって、なんか燃えるよね。
さらに、ドフラミンゴさんも登場。ルフィたちと四つ巴になると思いきや、白髭vs七武海!海軍はここで白髭を殲滅する気なんでしょうか!?否が応にでも盛り上がってきましたよーーー!!!

トリコ

「喰わないものは殺さない」というのは、猟師のそれとも通じる戒めですね。当然といえば当然の理念ですが、かっこいいっす。

ダブルアーツ

あれ、敵大したことなくね…?自称最強と他称最強がメンバーにいるんだから、当然の帰結か…?
久々の二人のコンビネーションに燃えました。

SKET DANCE

もう完全にいつものノリに戻ったな…。
今回は、なんだかボッスンがいつもよりカッコよく見えたんですが。タッチが変わったからか、髪が伸びてるからか。
しかし、髪形が変わると誰だかわからんなぁw

ピューと吹く!ジャガー

この感想も、キャライズムを内包するノベリズムとマンガイズムへのアンチテーゼだぜ!

*1:ヴァイジャヤの母親はそのことをちょろっと言ってますが、それも発言の仕方が曖昧なので、ミスリードである可能性もあります