男って馬鹿な生き物ね。

桃色書店へようこそ  フィニッシュ

桃色書店へようこそ フィニッシュ

 

わたなべぽんは、古本屋・はちどり堂の店長を勤める女の子(子?)。
昔から憧れていた古本屋でお仕事。しかし、ある日社長の意向で、はちどり堂はアダルトショップへと方向転換していくことに。
かくして、「女性が店長」というちょっと変わったアダルトショップが誕生。
理想(古本屋)と現実(18禁)の間で揺れつつも、ぽんはアダルトショップの店長として奮闘していく!
『Webコミックエッセイ劇場』で好評連載中の、ディープでH、でもほのぼのとしたピンク色なお店、はちどり堂の日常を描いた痛快コミックエッセイ。


最近、「ダーリンは外国人」のヒットのおかげか、コミックエッセイが本屋で目に付くようになりました。
たくさん置かれているそれらの中、目に付いたのがこの作品。
アダルトショップの店員さんって、いったい何考えているのだろうか。
えろを作り出している会社の人たちは何を思っているのだろうか。
客である我々からはちょっと想像しづらいですが、普通のお店とおんなじなんだなぁとしみじみ感じました。
どうすれば気持ちよくお客さんが買ってくれるか工夫し、お店の改善に努める。会社がオススメする新しいAVを仕入れてみたり、スカトロ好きな人の気持ちってどんなんだろう、と考えてみたり、新たな顧客層の開拓のためにゲイ商品を仕入れてみたり……。
こんな風に書くとやけにディープでひいてしまうかもしれませんが、そんなところは全然ありませんでした、直接的なエログロい描写はありませんし、なにより作者が女性なこともあって絵柄も可愛くて、変な気持ちになることなく楽しく読むことができます。女の店員さんの視点では、エロを求める男はこんな風に見えているんだなぁ。と少々気恥ずかしくもあったりです。
男性はもちろん、女性のみなさんにもおすすめ。純情で馬鹿な男の一面を知ってみてくださいな。
それにしても、これでこのシリーズはおしまいなのだろうか。もっともっと続けて欲しいのだが。