今月はBOXこんぷりーと。

 

黒の陰陽師が送りつけてきた更に過酷な挑戦。エースは万に一つの勝利をもぎ取るため、英単語無限記憶法「無限ドゥミノ」とキャナスピーク最終形態「キャナスピークF」で必死の抵抗を試みる。だがしかし、無謀な挑戦の行く末には“運命”というほかない悲劇的結末が……!英語と京都と運命を巡る物語はラスト・クオーターへ突入する!

 シリーズ第9弾。
 さすがに2000もの単語を覚えてたら物語の方が全然書けずただの参考書になってしまうんじゃないかという危惧がありましたが、まさかあんな裏技があるとはね。大河ノベルコンプリートプレゼントの一つ、「清涼院流水同人誌『インパーフェクト・ワールド』」も物語中で内容がおぼろげに明かされました。本当にコミケで委託する気なんだろうか…?
 個人的に不満なのは、西尾さんの出番が少ないこと。もっと重要なキーパーソンになってくれると思ってたのに!今後の出番に期待。
 次回はレイが久々に活躍してくれそうです。
 あと、今回のワッペンのコピーがかなり好き。文面というか、デザインが。

刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)

刀語 第九話 王刀・鋸 (講談社BOX)

 

四季崎記紀の変体刀を求め旅を続ける七花ととがめは王刀「鋸」を所有する、心王一閃流の当主、汽口漸愧の元を訪れる。苦戦を強いられる七花を救うため、とがめの奇策が炸裂する!一方、否定姫の配下・左右田右衛門左衛門は真庭鳳凰暗殺の任を着々と進めていて……。時代活劇絵巻、この度もごひいきに!

 シリーズ第9弾。
 少しネタバレするので、未読の方は注意。
 汽口漸愧は女の子でした。前髪まっすぐの長髪。竹さんは前髪まっすぐの女の子は絶対に描かないことで有名だったので、にわかには信じがたかったです。西尾さん、あとがきでものすごく喜んでました。前髪まっすぐの女の子がよほどすきなんだろうなあ。
 あと、今回五巻の混浴シーンを上回る展開があるので、そこんところ必見。*1

ひぐらしのなく頃に 第一話~鬼隠し編~(下) (講談社BOX)

ひぐらしのなく頃に 第一話~鬼隠し編~(下) (講談社BOX)

 

雛見沢で毎年起こる連続殺人事件は今年も止まらなかった。
 村人が隠し続ける秘密を前原圭一が知ったとき、彼の日常は終幕する。
 敏感に感じ取られる命の危険。自分を付け回る不気味な「影」。そして仲間であるハズの者たちの不可解な行動…。
 たった一人非日常を相手に奮闘する圭一。しかしその奮闘もむなしく、存在するはずのない何かが彼に襲い掛かる!

 やっぱり高くなったぁ(泣)。
 なんかちょっと言っただけで色々ネタバレになりそうなので、コメントは差し控えます。ただ、怖いです。何が起こってるのかワカラナイところが怖すぎです。次の第二話からのパラレルの比較でそのワカラナイところを推理して楽しむわけですが…。解決率1%なんだよね。解ける気がしねぇ。「解」も引き続き、なるべく早くにBOX化してください。
 個人的に、ラストの実写写真がすき。小説の世界が、いきなり現実の延長のように感じられて。

*1:腐女子的な言い方をすれば、どうやらとがめは攻めだったみたいね。