おそらく父が学生時代から所有していたと思われるマンガ。たぶんこの世に生を受けて、初めてエロ+マンガというモノを認識した初めての作品です。とはいえ、成人指定もなんも入ってない、青年誌で連載されていたものなのですが、当時小学生だった自分には、十分な刺激でした。本棚の最高峰から発見し、読み耽っていたのを見つかり、めっちゃ怒られたのも今は懐かしい思い出です。
内容は、青春、SF、戦争、ブラックユーモア、シュールなどなど、系統のまったく異なる様々な短編が、雑多に詰め込まれたオムニバスで、普通に読んで面白い作品。性描写は初期の頃は顕著ですが、まーそれも青年誌レベルのものなので、今読んだら特に感じるモノはあんまありませんね。最近になって調べてみたら、作者の人が思想面でもなかなか小むつかしいことをやっていて、ちょっとびっくりしました。小学生の時に読んだので、たぶん自分の人格形成の一端を地味に担ったりしてるんだろうなぁ。
ちなみに、印象的なエピソードは、自覚のない奴隷と、ETの話。あと、『真夏に裸でイチャイチャしながらハンバーガー喰う』って良いなぁと思ったのを今でも覚えています。